バリトンギターのすゝめ
少し前にバリトンギターを買いました。
Squier の Paranormal Baritone Cabronita Telecaster というバリトンギターです。
購入するに至った経緯として、自分がギターを弾いている scorch away というバンドがあり、ベーシストの澁谷くんにどうしてもギターを弾いてほしいため自分がベースを弾くか、ベーシストに加入してもらうか云々と悩んでおりました。
そこで以前から気になっていたバリトンギターを使えば、ベースの帯域をカバーしつつバッキングギターもできるのではないかと思い購入を決断しました。
新体制 scorch away pic.twitter.com/pa7QeFgx2i
— scorch away (@scorch_away) May 21, 2022
購入するまでいくつかの問題点もあったのですがこれも無事にクリアすることができました。
その問題点と対策についてまとめてたいと思います。
1.コードが濁ってしまう
低音は音が濁りやすいのでバリトンギターでベース帯域までカバーしようとするとどうしても音が濁ってしまいます。
かといって和音が濁らないところまでローを削るとスカスカになってしまいます。
この問題の対策として Hx Stomp 内でルーティングしギターの音にベースの音を混ぜることでローを維持しつつコード感を出しています。
ギター側の音はかなり強めにローカットしており、逆にベース側の音はトレブル、ミッドをかなりカットしてベースをブーストしております。
Hx Stomp は各ルーティングの音量を調整できるので環境によって混ぜるベースの量を調節してベースキャビネットで鳴らしております。
また、全弦を鳴らすと低音が削げてしまうのでベース音を鳴らす時は低音弦のみを鳴らすようにバッキングし、上物は低音弦を鳴らしながらアルペジオをするようにしました。
2.変則チューニング
Scorch away ではすべての曲で DAEABe チューニングという OpenA チューニングを用いております。
バリトンギターは通常スケールのギターより4~5度低いため、BEADF#BやADGCEA というチューニングを用いるのが一般的だそうです。
6弦はAの方が低音もカバーしやすいし、開放弦が使いやすかったのでADGCEA を基準に考えることにしました。
OpenA にするため、使えそうなチューニングは AEADEA、AEAC#EA あたりが使えます。
AEADAEA は DADGAD チューニングの 5度下げ、AEAC#EA は DADF#AD の 5度下げのチューニングとなります。
両方とも開放弦がDメジャーのスケールに対応しているため 5度下げると Aメジャーのスケールに対応できます。
開放弦の響きが AEAC#EA のが好きだったのでこちらを使うことにしました。
時点の問題として既存曲は0カポ、2カポ、3カポ、6カポなのですが、6カポの曲をやろうと思うとバリトンギターでは低音が足りませんでした。
そこで、半音下げにしてギター6カポ曲はバリトンギター0カポで対応できるようにしました。
これで低音が足りない問題はクリアできそうな気がします。
3.6弦を鳴らさないと低音が不足してしまう
自分が使っているバリトンギターが27インチということもあり5弦では弦の太さが足りず低音が足りませんでした。
そこで半音下げることで高い位置にカポをつけた際にも対応できるようにしました。
4.まとめ
Bass ⅵ という30インチのバリトンギターを検討していたのですが、現在は廃盤となってしまい入手困難なため現行品である27インチのバリトンギターを購入しました。
結果として以外とハマったので買ってよかったなと思ってます。
現在既存曲、新曲含めてバリトンギターに移行中です。
結構良い感じに仕上がってると自負してますので、ライブが決まったら足を運んでいただけたら嬉しいです。
3ピースバンドでギターもう一本いたら良いなと考えている方は検討してみては如何でしょうか?
タイトルとは異なっていしまいますが Hx Stomp を使わなくてもスプリッターなど使ってベースアンプとギターアンプ両方で鳴らせば同じことができると思います。
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