マガジンのカバー画像

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌

21
アルバムを完成させたが、その作品を世に送り出すまで日々でも心情の変化がある。その日々で考えたことをまたも綴っていくことにした。
運営しているクリエイター

記事一覧

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-00- あとがきのまえがき

アルバムを作り終えて、3週間。 制作期間が約一年半と長かったこともあり、一仕事終えて落ち…

HAIOKA
2年前
4

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-01- アルバム完成の翌日

2021年5月23日、昼過ぎ。 所用のため外に出て、驚いた。 世界が緑色になっている。 自転車…

HAIOKA
2年前
3

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-02- 地球の裏側に住むもう一人の自分

2021年5月27日 アルバムが完成して数日。 たった数日間のうちにも気分が上がったり下がった…

HAIOKA
2年前
1

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-03- 不思議と落ち込んだ日

2021年6月2日 朝 今日は目が覚めた瞬間、非常に憂鬱な気分だった。理由は無い。 自分のこれ…

HAIOKA
2年前
2

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-04- たくさんの感想をもらって

2021年6月8日 自分で仮のマスタリングを施し作成したデモ音源を送った友人たちから続々と感想…

HAIOKA
2年前
2

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-05- 海外レーベルからリリースする理由。

2021年6月25日 4年ぶりのアルバムを完成させ、デモ音源を友人たちに送りフィードバックをもら…

HAIOKA
2年前
2

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-06- レーベルを決める

2021年6月22日 結局、今回のアルバムはこれまで同様ドイツはベルリン"Emerald&Doreen"からリリースする方向で考える。 十数社の海外、国内レーベルにデモを送ったが、なかなか良い反応はもらえなかった。 結果として、私は3つの選択肢の中から「自由度」を選ぶことにした。 今回、いくつかのレーベルにデモを送った理由は単に「宣伝強化のため」である。長年、音楽家として活動してきておいて、(日本国内のみにおいてだが)音楽ビジネスについて理解できるようになったのは、2

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-07- 発売日を決める

2021年7月2日 制作したアルバムのデモをドイツはベルリン"Emerald&Doreen"に送った。 すぐに…

HAIOKA
2年前
2

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-08- 新しい興味

2021年7月18日 4年ぶりのアルバムを1年半かけて完成させ、発売日も9月の終わりに予定。MVやwe…

HAIOKA
2年前
3

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-09- マスタリング完了

2021年7月28日 ついにマスタリング音源が送られてきた。 これまではスタジオにて立ち会いな…

HAIOKA
2年前
1

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-10- 曲順の再検討

2021年7月30日 マスタリングが終わり、ドイツのレーベルに音源を送る。 「ちょうどこれから…

HAIOKA
2年前
3

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-11- アルバムジャケット

2021年8月3日 アルバムジャケットのデータを作成し、レーベルに送る。 2014年、現在ではNFT…

HAIOKA
2年前
2

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-12- 発売日の延期

2021年8月6日 先日の曲順の再検討を経て、ジャケットも決まり、いよいよ具体的な発売日を決め…

HAIOKA
2年前
3

続・未だ聴こえない音楽の制作日誌-13- 作品を風に乗せる

2021年8月16日 4年ぶりのアルバム発売日まで2ヶ月を切り、宣伝方法を考案する。 しかし考えれば考えるほど、出来ることは少なく、一個人が出来る宣伝方法など限られていることが分かる。 ここからは非常に抽象的な表現になるが、同じような立場の音楽家も多いような気がして、彼らにとっていくばくかの心の助けになればと思い、自分なりの感覚を記しておくことにした。 飛行機で考える。 自分の耳まで飛び込んでくるような音楽ニュースに登場する同業の音楽家たちはエンジンを積んだジェット