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未だ聴こえない音楽の制作日誌 -後-

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音楽家から一度は就職したものの再び音楽家に戻り、4年ぶりに新しいアルバムを作り始めた。その制作の日々で考えたこと。駄文集の後編。
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記事一覧

未だ聴こえない音楽の制作日誌-61- 音と音の隙間

音と音の隙間に意味がある曲が現れてきた。 今回のアルバム制作の方向転換前から残っていた曲…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-62- 何か考えてそうで、何も考えてない曲たち。

今日は新しい歌詞の制作に挑んだが、なかなか進まなかった。 一言で良いのでその曲の世界間を…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-63- 風邪を引いた時に作る音

風邪を引くと耳が悪くなる。 音が小さくて良く聴こえない、ではなく高い音域が落ちて聞こえる…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-64- 恐怖を認識する日

昨日までの風邪も良くなって本日の体調は良し。 風邪で耳が悪くなっている間に作った音も良い…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-65- 行ったり来たり

今日のアルバム制作は行ったり来たりする日になった。 いくつかの曲を同時に進めて、という訳…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-66- なんかもっと上手く出来そうな気がする。

今日もまた1曲が仕上がった。 2分ほどの書き溜めたスケッチを1曲1曲、仕上げていく作業は続い…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-67- 歯がゆい時間の中で

今日は昨日の午後の試行錯誤の続き。 まとまりそうでまとまらない時間が続いた。 昨日、あまり上手くいかないと諦めたものが、今日の朝に聴き直すととても良く聴こえた。そのままメインテーマになりうる空気を持っていたので、上機嫌で作業を始めたが、そうは問屋が卸さず、その後がなかなか上手くいかなかった。 ある程度の基礎は決まったので、さらにどこかに自分らしい音使いを入れていきたい。 打ち込まれたシンセサイザーの音では表現が合わず、もっと生っぽい空気を入れたらどうかとギターを手にし

未だ聴こえない音楽の制作日誌-68- あっさり完成するのも嫌だ。

昨日、今日で2曲、形になってしまった。 「しまった。」というのは意図していない方向で曲が…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-69- 達成感を感じた日

この3日間は集中して1曲を完成に持っていった。 リズムが特徴的でおもしろい曲だったのだが、…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-70- 作業終盤の緊張感

この制作日誌も70回目。今日から最後の2曲に取り掛かった。 作業を始めてからずっと不思議な…

HAIOKA
3年前
4

未だ聴こえない音楽の制作日誌-71- まだまだ長い道のり

不思議な緊張感に包まれている4年ぶりのアルバム制作作業終盤戦。 残る2曲の作業も順調に進ん…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-72- 勇気のスカスカ

ゴールが近づいてきた。 付箋一つ一つにToDoを書いて、順番に片付け、捨てていく。 書き出し…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-73- 聴力は消耗品

今日で付箋1枚分の作業を消化し、残る作業は1曲の形作りと、付箋3枚分の作業となった。 今日…

HAIOKA
3年前
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未だ聴こえない音楽の制作日誌-74- アルバムが形になった後にやること

本日の作業で残していた1曲も形になり、ついにアルバムが形になった。 いまのところ全11曲。通して聴きなおしてみても良い出来に思える。 しかしまだ達成感や完成の実感はない。これまでの制作の日々を振り返ったりすることもない。現状は仮の姿。 今日の作業が本当に良いものか、明日、気持ちがリセットされた状態で聴きなおして確認しなければいけない。 それに、最後に残しておいた課題がある。 これまでにも何度か完成した曲を聴きなおしている中で、気になった箇所、修正したい箇所を一つ一つ