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ウルトラセブン・ドローンショー!!

いやもう、嬉しすぎるでしょ♪
神戸イルミナージュドローンライトショー!
なんと、テーマが、私の大好きな
「ウルトラセブン」
だって!!!

前日に、たまたま友達から教えてもらって、滑り込みセーフ。
最高の条件で観たかったので、こういう時に出費は惜しまない。
3500円払って、有料観覧席をとりました。
高いようですが、ウルトラセブン55周年イベント。しかもドローンショーでウルトラセブンなんて、2度と無いはず。
だから、ここで中途半端な見方をすると、一生後悔するに違いないですからね。

30分前に会場に行くと、これまた嬉しいことに、「昭和ウルトラシリーズ」のテーマソングを、全部、エンドレスでガンガン流してくれている!
ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、そしてウルトラマンレオ。
もう、ショーが始まる前から最高にゴキゲンです!

午後7時。
エンドレスで流れていた昭和ウルトラシリーズのテーマ曲が消え、静かにショーの音楽が流れ始めます。
さあ、これから10機、20機と明かりをつけたドローンが群れになって空に昇っていくのだろう。

と、思っていたら、いきなり、
真っ暗な夜空に、バーンと色付きの巨大な長方形が浮き上がりました!
おおおっ!
完全に意表をつかれました。
真っ暗な、何も無いと思っていた空間。実は、知らないうちに2000機のドローンが埋め尽くしていたのです!
これには、驚きました。

姿を隠し、密かに忍び寄る侵略者の円盤。
気が付いた時には、既に大円盤群に地球の空を埋め尽くされていた。
まるでペロリンガ星人の話(円盤が来た!)ではないか~♪

もう、初っ端からテンションマックスではないか~!

タイトルの文字が出た後、
これまた巨大な地球の姿。
もちろん、ドローンを活かして、立体です。
ゆっくりと自転する、平和な青い地球。

平和な音楽が流れます。
ってこれ、めちゃくちゃ嬉しい事に、冬木透大先生の作曲した、ウルトラセブン劇中のオリジナルBGM音源、そのまま使ってるじゃないですか!!!
「ウルトラ警備隊西へ」の劇中で、ダンとペダン星人が神戸港で話し合い、わかり合えた(かのように見えた)ときに流れた音楽。
もー、よくわかってるよなー。コレ作った人♪

その地球に、外部から忍び寄る侵略者。。
音楽は一気に暗転。
うんうん、これもオリジナルBGMだ♪
青かった地球が、真っ赤に!
さあ、大変!
何が起こる?

不気味な飛行音が聞こえたかと思うと、
わーっ!!
キングジョー!
しかも、しかもですよ!
4体分離状態のキングジョーが飛来!
ここ、どこか解ってます?
そう、神戸です!
ホンモノの神戸に、目の前に、しかも原寸大のキングジョーが飛んできたのです!
そして、もちろんもちろん、
ガシャーン!
ガシャーン!
ガシャーン!
4体が、合体して1体の巨大ロボットになりました。
キングジョー。
本当に身長40メートルのキングジョーが、神戸の大地に立ちます。
合体が完了した直後に、
あの、
あの!
あまりにも有名なメカ作動音が♪
「グワシャ、グワシャ、グワシャ」
BGMだけじゃない、SE(効果音)も全部オリジナル!!!
うわ、もう最高!
泣ける!

ダンダンダダダダンダン。。
お!!?
この音楽は、ま、まさか!
ホ、ホーク1号!
今度はウルトラホーク1号の雄姿が~~~~!!!!
"fourth gate open! fourth gate open!"
わわ、このSEも入れるか~♪
しかもホーク1号は立体!
神戸の夜空を飛ぶホーク1号、ゆっくり旋回して魅せます。
BGMはウルトラ警備隊のマーチに。
イリュミネーションの制御で、まるで雲を突っ切って飛んでいるように見えるホーク1号。 憎いね~も~!
ツボをおさえてますね~!
主翼下の吊り下げポッドから、ミサイル発射~

ああ。。このSE、そしてBGMは。。
ついにキターっ!!
ジュワっ!
ウルトラセブン参上!
もちろん、原寸大ですよ♪
身長40mですよ♪
それが、神戸に! 神戸港に!!
対峙する、同じく巨大なキングジョー!
本物の神戸港に、
本当に、巨大なキングジョーとウルトラセブンが立ってる!!
しかも振り返ると本物の六甲山、神戸の街並み!

嬉しすぎ!もう死ぬ♪

セブンとキングジョーの死闘開始です。
火花を散らした後、
エメリウム光線をキングジョーに放つウルトラセブン。
さらに、アイスラッガーを投げる!
アイスラッガーはゆっくりキングジョーに向かって飛び、やがてバラバラになるキングジョー。
勝った。(←ここは本編と違いますね♪)

闘いが終わり、めでたしめでたし♪

で終わるかと思えば、さにあらず!

ブィーン!!
例のSEが流れたかと思うと、セブンは、なんとダン隊員の姿に。
巨大ダン隊員?の口が動いて、語り始める。
「地球人が望んでいるのは宇宙全体の平和なのだ!」
「そう考えているのは、ウルトラセブン、あなただけよ。」

「みんな、何を疑っているんだ!お互いが信頼し合わないと、いつまで経っても地球の平和なんて叶いっこ無いんだ!」

「でも敵は、地球の兵器に対抗して、もっと強力な兵器を作りますよ。」
「だったら我々は、それよりもっともっと強力な兵器を作ればいいじゃないか。」
「それは。。血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ。。」

「ウルトラ警備隊西へ」や「超兵器R1号」の劇中の名セリフが、そのまま流れました。

まさに、今の時代、もう一度噛みしめなければならない言葉。

これを最後に持ってくるなんて、さすがです!

エンドタイトルが出た後、
ドローンはキラキラ輝きながら、やがて大きな立方体を作り、地上にゆっくり、沈むように降りてゆきました。
ひとつひとつの光が、まるで魂のように見えたのは、気のせいだったのでしょうか。

エンターテイメント性だけではなく、しっかりと平和へのメッセージを込めた、素晴らしいショー。

観客からは、大きな拍手が。

これは、良かった!
本当に、良かった!

そういえば、後ろに座っていた小さな男の子が、流れる音楽に合わせて、ウルトラセブンの歌を大声で歌っていました。

ウルトラセブン生誕55周年。
55年前に放ったメッセージが、きっとこの男の子にも届くことになるのでしょう。
そう思うと、また、嬉しくなりました。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないかも!


「それは。。血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ。。」










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