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切なさは夜に溶ける

思うように体を動かすことができない
呼吸すら危うい意識の中
薄くかかるモヤの向こう
何かの気配がした
夢にうなされるなんて ずいぶんなかった

明くる夜 私はモヤの気配に話しかけた
君は誰?
うごめきは ただ微笑んでいた
そして私を眠りに引きずりこむ

だんだんとモヤが君を形作っていく
手を伸ばしたところで
触れる事はもう出来ないけど

あぁ また私は誰かを重ねてる

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