偏質的俳句鑑賞-第百八十八回 良夜かな赤子の寝息麩(ふ)のごとく-飯田龍太『新折々のうた1』

やはり「折々のうた」ほど詩歌の入門にふさわしい本はないと思う。
簡潔でバリエーションも豊かで、初心者にもとっつきやすい。だが、それなりに知っている人でも十分楽しめるラインナップで興味深い。
赤ちゃんの寝息はやわらかい。この感覚は普遍的なものだろう。
「良夜」という月光の柔和なイメージの中で赤ちゃんは寝ている。そして、詩的な寝息を立てて育っていくのだ。
次回も良ければ読んでください。


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