偏質的俳句鑑賞-第三百四十九回 着ぶくれてもうババアだかジジイだか-笠原真枝『俳句 2024年5月号』

冬の句だが今月号なので紹介する。
着ぶくれると人の顔が見えなくなるし、体格もわかりにくくなる。
だが、老いていることはわかる。 
「ジジイ」とか「ババア」とかの言い方は悪く聞こえるが、この句の中では「わからねぇやガハハ」という感じで蔑んでいる感じがない。ただただ、滑稽さに振っているからこそ成り立っている。
次回も良ければ読んでください。

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