偏質的俳句鑑賞-第三百四十一回 しわしわともんでひろげて春の海-はらてふ古『まいにちの季語』

まるで和紙のように春の海を捉えている。
夏の海でも冬の海でもだめなのだ。「春の海」という季語の持つやわらかいイメージがなければ。
神の視点から「春の海」を変幻自在にもんだり、ひろげたりできる。
それこそ詩の真髄というべきものだろう。
次回も良ければ読んでください。

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