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句集を読む:『遠き木』
『遠き木』 藺草慶子 2003ふらんす堂
著者は昭和34年東京生まれ、本書は著者の第3句集、全300句。
[章立て]
雲雀野 春
蛍舟 夏
七夕 秋
冬の翼 冬
あらたま 新年
花影 春
虹の根 夏
十六夜 秋
蠟梅 冬
[好きな句7句]
納めたる針に映りし炎かな
ひらかむとしてかたぶくや花菖蒲
湯ざめして廃墟の中に立つごとし
柚子湯出て家族の中に戻りけり
戸袋へ走り入る戸や去年今年
君何か貫くごとく泳ぎけり
どんぐりを拾へば根あり冬日向
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