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句集を読む:『野の琴』
『野の琴』 藺草慶子(いぐさけいこ) 1997ふらんす堂
著者は昭和34年東京生まれ、本書は著者の第2句集、第20回俳人協会賞新人賞受賞、全312句。
[章立て]
一山 平成元年
湖心 平成2年
流砂 平成3年
羅針盤 平成4年
朱の柱 平成5年
ヒロシマ忌 平成6年
天人花鳥 平成7年
[好きな句7句]
かはほりのをさなきつばさひるがへる
水底に石段見ゆる落椿
床に散るこけしの木屑明易き
磯伝ひ日向づたひに遍路みち
冬日抱きゴールキーパー立ち上る
湯をかけて墓現はるる雪の原
駅弁の売子の過ぎし雪景色
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