分かれと出会いが混ざってさ、どっちで哀しんで、どっちで喜んでいいのか迷う。

 久しぶりの休みだった。が、台本販売『暗愁行尸(完全版)』の作業をしていた。29日にはこのnoteで販売できると思う。前回のnoteで詳しく書いたがそこから引くと

 「販売する台本は公演時から台詞も変わっている箇所が多々ある。観てる分にはいいけど、読んでみると意味の分からない箇所などは修正している。削った台詞を復活させたりもしている。新しく台詞を足しているところもある。より『暗愁行尸』という作品が目指した訳の分からない不穏さを台本と言うテキストの形でも表現出来るように作業している。

 また大量の注釈も付いている。元ネタや引用した作品を明記していたり、シーンや台詞の意図、稽古場での裏話など、作品の邪魔にならず、けれどもより分かりやすくを目指している。真面目な注釈から、くだらない注釈まで。これを読めば『暗愁行尸』のほぼ全部が分かります!!

 ただでさえ複雑で矛盾に満ちた断片の集合体の様な今作品。是非とも案内書にして決定版の販売台本『暗愁行尸(完全版)』を。晩夏さらなる不穏と不吉でもって夏を終わらせよう。クーラーの温度を高めに設定し始める季節に。

 それにしても約3年振りの台本販売である。その間にいくつかの長編を発表したがどれも販売していない。久しぶり過ぎて緊張までしている。

 台風で来れなかった方にも、キャンセル待ちだった方にも、色んな理由で劇場まで来れなかった方から、観に来た方まで。みんなが楽しめて、より不穏で不吉な場所へ誘われる様な。そんな販売台本を目指しています」

 と、なる。この心意気が、買って頂いた皆様と五分の握手が出来るかどうかは多少の不安もあるが・・・。例えば注釈はいらないのに・・・。とか。この台詞変更されてる!!とか。でもなるべく、そうはならない様に、読んで楽しい様な、観て頂いた方もより楽しめるような販売台本になるように頑張ります。

 後は注釈をどんどん書いていく作業です。台本の修正や手直しは終わりました。本番では消した台詞や、新しく書いた台詞もあります。是非とも宜しくお願いします。

 販売台本は今までと同じく、と、言っても、約3年振りなので忘れている方が殆どだと思いますが、このnoteにサポートという形で購入できます。形式はPDFファイルです。値段は1500円。以前は500円で売ってましたが、これは余りにも価格が安すぎました。3年前に販売した『『いそいでおさえる嘔気じゃない』の台本と同じ価格です。

 なんとか明後日の29日にはこの排気口noteで販売出来るようにしますので皆さん是非とも買って見て下さい。台風でキャンセルしてしまった方、観て頂いた方、完売してしまって観れなかった方、どんな方も是非!!

 それと9月中に演劇ではないですが新作を1本発表できると思います。現在インターネットでバズりまくっている山河図と一緒にやります。これも楽しみにしてて下さい。これはお金かかりません。

 さらにさらにこちら。皆さんもうチェックしてますでしょうか?

なんと、わたくし、滅多にしない台本提供をしています。新作ではありません。過去WSに書き下した短篇です。それが3本公演されます。演出は『時に想像しあった人たち』に出演してくれた竹ノ内勇輝さん。とても楽しみです。排気口のWS台本が公演されることは滅多にないのでこちらも是非とも。というか普通に新作3本という感じで見て頂けると思います。WS台本は基本的に参加者にしか配らないので。そして私の台本が私以外の演出で公演されるのは滅多に無いので、そーいう意味ではめちゃくちゃレアな公演ではないでしょうか?

 台本販売『『暗愁行尸(完全版)』は29日、台本提供の公演は10月10日(木)-10月14日(祝)とイイ感じに皆さん記憶の片隅に居座らせて下さい。

 最後に台本販売に向けての予習編。排気口ラジオの直近2回はもう聞きましたか?

 演出・編集は山河図 構成台本を私が担当した排気口ラジオホラー回。
『暗愁行尸』の後日談なのか前日談なのか。それは聴いた貴方が判断して下い。ラジオで怖いを目指しました。個人的にかなり気に入っています。

 そしてもう1つは現時点での最新回。久しぶりに私も参加して排気口全員集合で公演の振り返りスペシャル。作品の話が沢山聴けます。販売台本『暗愁行尸(完全版)』の予習にもピッタシ。

 排気口ラジオの通常回は来週月曜にアップされます。公演終わってから最初の通常回です。そちらもお楽しみに!!

 夏の終わりに向けて、まだまだ『暗愁行尸』は続く!!夏の終わりの淋しさは不穏にそして不気味に溶けていきます。

 皆さんの穏やかさを祈って。今年の夏が皆さんにとって暑かったけど豊かな夏であった事を祈っています。

 オアシス再結成するのビックリ!!

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