七夕祭り完走！

阿佐ヶ谷七夕まつり完走しました！！

さあ阿佐ヶ谷名物の七夕祭りが終了いたしました！
パール商店街に何万人と人が押し寄せるお祭り。
昨年初めて阿佐ヶ谷に来た我々。

去年は猫カフェにとんでもないお客さんが押し寄せるのでは！！？
店の階段にも座ってしまう人が現れたりかなりの治安の悪さも近所の人が言っていた。

ワクワクドキドキしていた。

ところがあまりに多い人混みで立ち止まるのもむすがしく、引き返すのはもはや無理な状況。

たくさんのきらびやかな飾り付けで
最早「拝啓ねこ様」の看板は全く見えない。
意外と階段にも人が一回ぐらいしかたまらなかった。

4日の祭りで拝啓ねこ様は平日並みの暇さだった。

どうやらうちには関係ないイベントのようだった。

と！思って今年も特に何事もなく過ごそうと思っていたのだが。

2階の美容室さんが、「うちの看板置いてるとこでなんかやりなよ！」

と言ってくれた。

ありがたいお話だ。
でもなぁ、うちにはあまり関係ないイベントだと去年味わったしなぁ。

他の常連さん達からも「何かやらないんですか！？」と期待の言葉。

いやぁ。でもなぁ。

そしたらまた美容室さんが「何かやってほしい！」と。

今までの２人だと、猫カフェと雑貨屋だけで手一杯なので出店は難しいかったが
確かに、今年から義母のまゆみちゃんが
阿佐ヶ谷に来たのでやろうと思えば出店をやれる。

呼び込みにもなるし試しにやってみようとなった。

さあ、肝心の何を売るのか。

祭りだし、他とかぶらなそうな物で子供にもウケそうな物。

と言う事で、韓国やアメリカで人気の弾けるジュースと動物のマシュマロにした！

どれぐらい売れるのかわからない為、
バカみたいな数字で全て100本ずつ仕入れる事にした！

妻はそんなにたくさん仕入れるのに反対したが、なんつったって何万人も来るイベントだ。
絶対に売れる！

と思ったのだが、実際に目にするとなかなかの量だ！
やばいかもしれん。

いや行ける！頑張って売るぞ！

いざ売り込むがまあ売れない！！！

僕の圧がすごいのか！かなりのでかい声で
「ジュース冷えてまーす！！！保護猫カフェいかがですかー！」

叫んでもみんな見ないようにしているようにすら感じる！

だが猫カフェの看板をみんな見てはくれていて、「猫カフェあったんだ！」
と改めて気づいてくれたり、猫カフェに行ってくるお客さんが増えた。

去年は激暇だったが、猫カフェの方はかなり忙しく、やる意味があったようだ。

それにしてもなぜここまで売れないのか！
僕の読みは外れたのか！半分にすればよかったと震える体を必死に自分で抱きしめる。

それを見る隣のお店のスタッフさん。

しかし。
夜になり震えが止まる。

ジュースとマシュマロが動き出した！
夜のテンションが人を狂わすのか！
それとも声が届いたのか！

常連さん、里親さん達も心配になり買いに来てくれた。
ありがたい！まだ舞える！！！

XやInstagramをみてます！とお声をかけてくれるお客様もおおく、交流もとても嬉しかった！

出店が動き出したおかげで勢いが出てきた。
木曜日の定休日も返上し、営業。

なんとマシュマロ、ジュースは完売した！
やった！！！！！

ありがとうございました！！！！

これは売り切れそうだと感じ、
追撃のVEGAちゃんは第二陣のゼリーを発注。

最初はゼリー動かない。

ふむふむ。

わかってる。阿佐ヶ谷は夜に動くのだ。

夜。

ゼリーが動かない。
なぜ！！！！

まずい。
と思っていたら何と連日ジュースを買いに来てくださるお客様、常連様、里親様もご協力いただきました😭
同じビルで2Fの美容室ロンジュさんや
一階の沖縄そば青さん、和菓子屋のとらやさんも買ってくださり、うちもおにぎりやどら焼き買ってみんなで頑張った！

そしてなんと！完売！！

皆さまのおかげです！！
ありがとうございました！！

6日間沢山の里親様が来てくださり、猫ちゃんの様子を聞けて嬉しかった！！

同じビルの人達で祭りの間は今日も頑張りましょうと声かけ合い素敵でした！

そしてお祭りの間にあった出来事で
是非ともみなさんに聴いて欲しい話があるんだ。

僕が焦りながら必死にジュースを売り込んでる時。

1人の少年が店の前や、向かいの店の方から看板を見ている。

猫カフェに入りたいのか、興味がありそうな様子。

中学校1年くらいか。
手には千円か二千円を雑に握りしめている。
お小遣いもらって遊んできなとなったのだろうか。

親が近くにいないし、こちらから特に声はかけなかった。

かれこれ30分くらいは、近くて看板を見たり、向かいの店から見たり。

僕が声をかけるのを待ってるのか。
と思った時に、少年の方が声をかけてきた。

「猫カフェに入れますか？？」

猫カフェ3階だから上のお姉さんに猫カフェ入りたいって言ってきな、と案内。

少年は一歩抜かして階段を上がり3階へ使って行った。

猫カフェ入りたくてモジモジしていたのか。

か、可愛い笑

出店は僕、妻、義母の3人で交代制。
僕の交代だ。
少年の様子も見たい。楽しめてるのだろうか。

3歩抜かしで階段を駆け上がる。

雑貨屋の窓から覗くと少年がいた。

義母に遊び方など教わってるのだろうか。
しかし表情が硬い。めちゃくちゃ怖がってる。
猫が動くとビビりまくっている！

どうやら猫はほぼ初めてらしい。
少年の膝にブランケットを義母がかけてくれていた。

ブランケットの上ではペンちゃんがコロコロ大甘え状態。

しかし少年には甘えてるのかどうかわからない。
恐る恐る触る。
ペンちゃんのお尻が上がる。

ペンちゃん大喜び。

喜んでるからもっと触ってあげてと教えてあげた。

ペンが喜んでのがわかって少年も笑顔になっていた。

なんだろう。
とても良いものを見てるのではなかろうか。

ペンちゃんを堪能して少年は帰って行った。　　　　

また来てね。

階段を降りる時、何度も振り返り「ありがとうございました！また来ます！」と言っていた。

良い子すぎる。
僕が中学生の時はとんでもない生意気だったのに。

こんな素直で良い子に育つなんて！
きっと親御さんが素晴らしいのであろう！
少年にはまた遊びに来て欲しいと思いつつ2日目終了。

祭り3日目。
またあの少年がやってきた。
めっちゃすぐ来た。

「1時間お願いします！あ！千円しか持ってこなかったので取ってきます！」

と言い走って帰って行った。

可愛い笑

今日も二千円を出し1時間。

少し慣れたのか、恐る恐るだが積極的に触ったり遊んでたいた。
ペンちゃんを。

ペンが推しになったらしい。

1時間遊んでまた笑顔で丁寧に帰って行った。
延長もできるんですか？と少年は聞いてきた！
だが今日は延長しなかった。

祭り4日目。

流石に今日は来ないだろうと思ったが今日も来た。

「2時間でお願いします！」
今日はなんと2時間！？

ハマってる。

ペンを触り遊んでいた。
今日は猫１０匹に触ったらしい。

たまたま1日目ビビりまくっている時にいた妻の友達が雑貨屋に来ていて、
窓越しにぺんちゃんを愛でる少年を見て
「めっちゃ触れてるじゃん！」と少年の急成長に驚いていた！

少年は帰り際に
「雑貨屋さんにはペンちゃんの服はあるんですか？」

ペンのグッズはない。
似た猫のはあるかもしれない。

ペンちゃんのグッズはないけど似た子はあるかもしれないからお姉さんに聞いてみて。と答えた。

少年が猫カフェを出て雑貨屋へ。

窓から見たら、妻にペンに似ている猫の物を聞いている。

1番ペンちゃんに似ているのは松尾ミユキさんの長毛のシャム系猫のバッグやポーチだ。
しかし、2番目に似ている他の猫の比較的安価なノートやメモ帳を妻が勧めていた。

しかし1番ペンに似ているポーチを買って、
笑顔で帰っていった。

あぁなんて良い子なんだ。

良かったね。ペンちゃん。
少年ぺんを可愛がってくれてありがとうね。

夏に良いものを見れた。

阿佐ヶ谷の夏の思い出