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平均を求めすぎた後悔②

幾日か経って、再び私に焦りが訪れる出来事がであった。それは、保育園の保護者参加日のことだった。
その日は、あいにく私は仕事で参加できず、妊娠中の妻は自分の母を連れて参加していた。
仕事から帰宅した私は、息子の保育園での生活が気になりすぐに妻に聞いてみた。そのとき、妻から聞いた内容は私が想像していたものとはまったく違うものだった。

 妻が言うには、先生が絵本の読み聞かせを全体でしている中息子は一人だけ違うことをしていた。他の子どもたちは、保護者がいてもいつも通りの日常に過ごしているのに息子は抱っこを求めてきてずっと抱いていたというのだった。

この頃、妻は2人目の妊娠中で臨月に入っており、抱っこをしているのが大変だったと笑っていた。
ただ、私は焦りのほうが大きく、「甘やかしてしまっている?」「団体行動ができないのはしつけが出来ていないから?」と考えてしまった。
この考えが、後に後悔する原因の1つになることは思いもしなかった。

さっそく、私はスマホを片手に「2歳 しつけ」で検索をかけた。すると、イヤイヤ期についてのサイトが上位に上がってきた。若干、同じような悩みの人が多いことに安心感をもったが、イヤイヤ期は息子も突入しており私たち夫婦も辟易としていた。
余談だが、子どもが「イヤイヤ期」になると大人は「イライラ期」に突入すると思っている。
我が家は、共働きということもあって朝はバタバタすることが多く、子どもの「イヤ!」にイライラすることもあった。
これは、あくまでも私たち夫婦の話であって、他のご家族はそんなこと無いかも知れないが…

もちろん、イヤイヤ期のことは知っていたので息子も段階的な成長過程にあると思って始まったかと笑いあった記憶がある。
しかし、保育園参加日での息子の行動をイヤイヤ期の行動として記載されているサイトを私は見つけることができなかった…












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