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【朝4時集合!】アカウミガメの産卵シーズンが最盛期を迎えています

ただいま、新富町にある富田浜では、今日までに上陸27頭、産卵19頭(富田浜南側のみ)と、アカウミガメの産卵シーズン真っ盛りです。

ワンチャン、アカウミガメが見られるかも!?

というわけで、実際に行ってきました。


時刻は、朝4時ですねむい。

何も映らない・・・。アカウミガメが上陸するのは基本暗いうちです。

毎日パトロールと調査をされている保存会の方々は、この時間からすでに砂浜をくまなく歩いて、上陸の痕跡を探しています。


今回は、1頭が上陸・産卵したという情報があり、急いで現場へ向かいました。

これは海から上陸してきた足跡。

ちょうど段差が急なところにきちゃって、3回ほどのぼるのに失敗しているのが、足跡からわかります。いい意味で諦めの悪いカメさんだ!

調査のために掘り返した、今朝産みつけられたばかりの卵はこんな感じ。(保存会の方が調査のために掘り返しています。一般の方は決して土を起こさないでください)

左下の黄色い目印が立っているところが、今回の産卵場所。そこから右奥の方へ海へ帰っていってます。

卵の重さが1個150g、1頭あたりだいたい150個くらい産むので、行きより帰りの方が20kg前後も体重が違います。だから、帰りの方が足跡が浅いです。

砂を戻したら、タヌキなどに掘り起こされないようにネットを被せます。しっかり杭で押さえて・・・

さらにネットを二重にした上で、まわりに棒で囲い、産卵日などを記した目印を立てます。

この編み目は、子ガメが通れる大きさになっているので、このまま自然に孵化するのを待ちます。

今の時期だと、およそ70日後に孵化する予定だそうです。

すくすく育てよー!
調査のあとも親ガメがのぼれるように、斜面をなだらかにする保存会の方々

これからも富田浜をきれいに保っていきましょう!

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