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デリケートゾーンの痒みや痛み、性交痛はありませんか?

なかなか人には言えない悩みを解決しましょう。

更年期では、いろいろなところがドライになる

更年期には目の乾き、口の乾き、肌の乾き、膣の乾きが出ることがありドライシンドロームと言われます。

他にも鼻粘膜、胃粘膜、膀胱の粘膜、腸の粘膜なども潤いがなくなって不調を起こすことがあります。

辛い症状ですが、これが更年期でエストロゲンが減少して起きる症状であることはあまり知られていません。

婦人科にも行けず、相談する人もいなくて密かに困っている人もたくさんいます。

なぜドライに?

女性ホルモンの一つエストロゲンは、皮膚や粘膜に作用して潤いをキープしています。

他のホルモンも含めて、その働きを発揮するのは、細胞内にある受容体にくっついてその細胞特有の働きをします。

受容体は一般的には、ひとつのホルモンに対してひとつの受容体しかなく、比較的限られた臓器や細胞で作用します。

ところがエストロゲンには、α受容体とβ受容体の2つがあります。

α受容体は主に生殖機能を司る細胞にあり

β受容体は、全身に多くの細胞に存在します。

β受容体に、エストロゲンがくっつくこと実に多様に作用して体の機能を保っています。

しかし、更年期に入りエストロゲンが減少すると、これらの細胞の受容体にエストロゲンがくっつかないためにその作用を発揮することができなくなります。

更年期に実に様々な、200も300もあると言われる症状がでてくる所以です。

お肌や粘膜にもβ受容体は多く存在しているので、更年期でエストロゲンが減少するとうまく作用しなくなり、お肌のハリや潤い、粘膜の潤いがなくなる理由です。


膣がドライのときの症状

エストロゲンが減少によりコラーゲンや水分が失われることで膣の壁が薄くなり、弾力が失われてしまいます。

こんな症状はありませんか?

●いつものショーツがヒリヒリしたり不快になる

●ナイロンのショーツが履けなくなった

●トイレットペーパーで拭くと痛い

●排尿のとき、しみる

●おりもののニオイがきつくなった

●陰部がカサカサしてきた

●ショーツがくっつく

●陰部にかゆみがある

●お風呂に入ったらしみた

●自転車に乗るとサドルに当たるところが痛い

●セックスのときにヒリヒリと痛みがある

●セックスのときに少量、点状に出血があった

●数年ぶりにセックスしたら、痛くてできなかった

結構、たくさんありますね。

デリケートゾーンのお手入れ

なかなか放っておいても良くなることはありません。

また、予防のためにもデリケートゾーンお手入れが必要になります。

①やさしく洗う、専用の低刺激の石鹸や洗浄剤を使う

②洗う時にゴシゴシこすらない

③ショーツの素材をみなおしてみる

④尿をデリケートゾーンに付着させない
  外陰部は年齢とともに変化し弾力性が失われるので、排尿時に尿が付着する面積が増えています。

十分に拭けずに残っていると炎症を起こします。


排尿する時は、少し前かがみなると排尿が付着する面積を少なくできます。

排尿後、トイレットペーパーで拭くときもこすらずに、ただ当てるようにして、トイレットペーパーにしみこませる感じで。

ウォシュレットで優しく洗浄したあとも押さえるようにしてやさしく拭きましょう。

⑤今専用の保湿剤がいろいろ販売されています。保湿を心がけましょう。

⑥皮膚の弾力を保つために、専用オイルなどでマッサージするのもいいでしょう。

なぜおりものが減る?


エストロゲンが減少すると、おりものも減ってきます。


おりものは月経周期によって変化します。


①生理がおわると、おりものの量は減り、比較的サラッとしています。


②排卵が近づくと、おりものの量は増えて、ゼリー状、ゲル状の粘りの強いおりものになります。


③排卵後は、黄色や白の糊のようなおりものに変化します。


ところが、エストロゲンが減少すると、月経周期も不順になりますので、おりものも様々日々変化しますし、徐々におりものは減っていきます。


そもそもおりものには、

①膣の中の潤いを保って粘膜を守る 

②膣の中の古くなった粘膜を排出する 

③ばい菌などが子宮に侵入しないようにバリアしている

などの働きがありますので、おりものが減ると炎症を起こしやすくなります。

膣委縮とも言われていて高齢の女性のデリケートゾーンのトラブルにつながります。

おりものが気になったら、受診しましょう

おりものの色や、量、臭いが気になるようなら早めの受診をお勧めします。

性感染症が潜んでいるときもありますので、受診しましょう。

できれば、どのようなおりものか、どのようなニオイか診てもらう方がいいので、外陰部や膣の中を洗うとかはせずに受診するのがいいですね。(イヤなことですが、早期の診断につながります)

今、梅毒感染急増中です。


又、婦人科には、膣の「乾燥」「性交痛」「かゆみ」「におい」の症状に膣レーザー「モナリザタッチ」を使っての治療も行なっているところもあります。



受診は迷う、とかやっぱりイヤだわ・・と思う方は、一度ハイジアに相談してみてください。

実際に受診前に相談したり、受診後勧められた治療法について知りたいとご利用される方が多いです。

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