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今やっていること

最近、イベントや執筆の依頼を連絡をいただくことが多い。『デザイナーの英語帳』を出版した影響だろうか、英語学習に関するテーマもあった。複数の依頼内容を見ているうちに、私に対するイメージが固定されていたり、現在私がやっていることが伝わっていないかもしれないなぁと思うようになった。

それもそのはずで、最近はデザイナーの英語帳以外の発信をしていなかったので、普段私が本業で何をしているのかを他の人が知る由もないだろう。そこで現在自分がやっている仕事を、自分の整理も兼ねてまとめてみることにした。思えば今の会社は、初のアメリカでの就職ということもあってがむしゃらに働いてきたけど、気付けば入社してから1年半が経った。振り返る良い機会かもしれない。

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現在私はサンフランシスコ※にある All Turtles というスタートアップスタジオでフルタイムで働いている。(※ 全員リモートワークになり、オフィスも閉鎖された為、サンフランシスコにある、というのはもしかしたら妥当ではないかもしれない。これを機に他の都市へ引っ越した人も居る。)

このスタートアップスタジオという形態が日本では馴染みがない為か、デザイン制作会社だと思われることもあり、依頼できますか?という連絡をいただくこともあるのですが、All Turtlesでは自社プロダクトと、支援しているスタートアップのプロダクトを開発している。自社プロダクトでは、最近mmhmmというプロダクトを発表したところ。

会社での私の役割

オフィシャルなタイトルはシニアデザイナーとなっていて、内容としてはブランドデザインと、プロダクトデザインの両方をしている。

会社全体として、立ち上げ〜ローンチフェーズに関わることが多く、以下に大まかに社内のプロダクト開発の流れをまとめ、その中にプロダクトチームのメンバーや、自分の立ち位置(ピンク)をプロットしてみた。

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こうして並べてみると、仕事の幅は広いけれど、同じ時期にまったく異なることを同時にしているということは少ない。

プロダクトデザイン

両方やっていると書いたものの、メインの領域はデジタルプロダクトのデザインになる。上にプロットした通りかなり幅広いけれど、UXデザインとして、解決すべき事柄の問を立てて、ユーザーの体験を設計したり、UIデザインとしてアプリのデザインをして、その改善サイクルを繰り返す...ということをずっとやっている。

今の会社が面白いのは、尊敬できるデザイナーばかりで、そしてそれぞれ得意な領域が違うこと。また、UXライターが複数人いて、リードデザイナーの中には、視覚的なデザインよりも言葉をメインの領域として設計をする人もいる。彼らとこの1年半、毎日のようにブレストや議論、ペアデザインを繰り返し行ってきた。『デザイナーの英語帳』で紹介している単語やフレーズは、こうした環境の中で学んだものも多い。

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これは現在私がメインで関わっているプロジェクト。これまで「会社で何をしているの?」「何を作っているの?」と聞かれて困ることも多かったのだけれど、最近会社のウェブサイトがリニューアルして、作っているプロダクトの紹介がメインとなったのでとても分かりやすくなった。

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ローンチしたものだと、早口言葉アプリの「Twisty Tongue」がある。英語学習をゲーム的に楽しめる体験にする、というのが設計のコンセプトで、(個人的に)UIデザインに重きをおいて関わっていたプロジェクト。アニメーション部分の試行錯誤や調整が楽しかった。

UXリサーチ

日本の人もターゲットオーディエンスとして視野に入れているプロダクトでは、当時サンフランシスコオフィスにいた日本人が私だけということもあり、ユーザーインタビューやユーザビリティテストを行った。私はUXリサーチの経験が少なく、質問の組み立て方や分析の仕方など、分からないことが多かったのだけど、社内にはとても経験のあるUXリサーチャーがいて、彼女にリサーチの戦略を手伝ってもらったり、アドバイスをもらいながら進めた。

例えば、リサーチで何を知りたいかということは、UXリサーチャーのリードの元、PMや、UXライター、他のデザイナーと共に質問事項をリストアップし、精査していく。当然これは英語なので、それを私が日本語に訳す。インタビューのリハーサルも、UXリサーチャーに手伝ってもらって、英語でテストを行い手順などを改善していく。そして本番は日本人の方がインタビュイーなので、日本語で行う。

インタビューでの返答内容を、英語に訳して、それを関わっているメンバー全員で、分析して...と、英語と日本語の翻訳を何往復もしながら進めた。こんな経験は人生で初めてのことだった。大変なことも多く、試行錯誤の連続だったけれど、実践を通してUXリサーチを学べたのは良い経験になった。

ブランドデザイン

入社当初はロゴのデザインに関わることが多かった。All Turtlesではプロジェクトが立ち上がると、プロダクトが目指したい方向を表すものとして、かなり最初の方にロゴ制作が始まることも多い。また、これは商標登録のために戦略的にやっている面もあると思う。思う、というのは直接尋ねたことはないのだけど、入社当社にロゴを作っていた際に「商標登録したいから、デザインデータを欲しい」と言われたことがあるからだ。

作ったものの例

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Twisty Tongue Logo by Namika Hamasaki for All Turtles on Dribbble

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Dispatch™ Icon by Namika Hamasaki for All Turtles on Dribbble

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Dispatch™ Icon Explorations by Namika Hamasaki for All Turtles on Dribbble

ポートフォリオの更新が、2年前のケーススタディを最後に途絶えていて、この1年半でやったことも更新していきたいのだけれど、プロダクトデザインを改善するサイクルが早いと、ポートフォリオにまとめるのが大変だと感じる。もう少し学んだことや、何故この判断を下したのか、というデザインの意思決定の経緯などを日頃まとめておく必要がありそう。

ポートフォリオのケーススタディという単位でのまとめ方が良いのかも少し疑問なので、もう少しデザインについての記録を発信していく。かもしれない。

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サンフランシスコで働くデザイナー。新潟県出身。 📘 書籍・デザイナーの英語帳 https://amzn.to/3e0hM0y 🎙 Podcast https://export.fm/ 🎨 http://haiji.co/ 🗒 https://blog.haiji.co/

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