7回忌

今日は朝7時から仕事を始めて、22時半くらいに終えました
何も生み出さず、誰の役にも立っていないのに沢山働きました
働いていますよ、桂城くん
もう僕もすっかり大人になりました

桂城くんは僕の友人です
僕が小説を書き始めるきっかけで、僕が小説を書くのをやめる理由でした
僕は彼の書く文章が好きで、彼の人間性が好きでした
駄目な人でしたね、本当に

このnoteが書き終わる頃には7回忌になっていると思います
今年は実家に帰れないから線香をあげられないのですが、多分恨まないでしょうね
仕方ないんちゃう?と言う姿が目に浮かびます
あれって本当は寂しかったんでしょうか
結局、聞きたいと思っていたこと全部聞けずに先に向こうに行ってしまいましたね
僕は寂しいです

年々、思い出すのが難しくなってきました
若い人たちが順調に貴方の年齢を越していくのを何とも言えない気持ちで眺めています
逆だったらどうしてたんでしょうね
この時期になると何だか僕はずっと体調が悪いです
センチメンタルって身体に悪いのかもしれないですね

小説を書かなくなって代わりのように始めた短歌ですけど、もしも桂城くんが生きていたら、せがんでせがんで詠んでもらっていただろうなと思います
短歌って人生が詰まっているから
苦しみと寂しさと恨みと少しの喜びが含まれた短歌を見たかった
今年は短歌を捧げます

“もう2度と会えない君が人生のあらゆる岐路で笑って見える”

独楽鳥

実家に帰ったら、また話しましょう
では、また

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