早期退職制度に乗ってみた (4)初の浪人生活

結論から書くと、2020年11月退職の後、
転職先が決まったのは2021年7月だった。

1.転職活動上の反省

8ヶ月(退職前も含めると+3ヶ月)の転職活動は長いと思う。
何故こんなに掛ったかを考察する。

・転職サイト情報にふり回される(うまく使えない)
 応募条件に書いてある事を100%満たしているのに
 書類で「条件に合わないので不採用」という連絡が続いた。

 時間が経つにつれ分かったが、理由の一つに
 「前の会社(グループ)が大手すぎ、募集企業が不安になる」
 というのが影響しているなと感じた。

 中小企業内で影響力あるポジションを希望していた。
 書類応募はエージェント経由の経歴書中心になされる。
 個々の応募企業の身に立ったアピール面は弱かったなと思う。

 この辺りは、年齢(応募条件の範囲と内心の希望は違う可能性ある)
 の事もあり、応募して確かめるしかなかった。

・エージェントにふり回される(主導権取れない)
 複数のエージェントにお世話になったが、事前の面接対策まで
 行なって下さる所に3ヶ月ほど集中してサポートいただいた。

 ところが、そこは企業毎の担当で、
 お世話になる際の面談で自分を見てもらってたにも関わらず
 先方に紹介する事を優先でマッチングされた。

 私は口が立つ方ではなく、適切な時間内に必要な情報を伝える事が苦手だ。
 ここは認識していただいた筈だが、コンサルの仕事を複数紹介され
 Web面談で当然のように不採用(理由:話し方)、が続いた。


しかし、長期掛かった事に悔しさや自責は無い。
8ヶ月の浪人生活は幸せで、得る物が多かった。

2.浪人中の日々

まずハローワークへ雇用保険受給の手続きに行った。
雇用保険受給日数ギリギリまで転職活動が掛かった。
これが貰えるのは大きかった。
年金・健康保険・転職活動費(交通費)…支出あるので。

ハローワークへ提出する用紙に数ヶ所活動内容を書くだけ。
後は、ひたすら求人応募して書類選考結果を待ち、通過となれば
面接に行くのみ。

すなわち、自由時間が多かった。
完全リタイアした後を先取りした気分になった。

2021年1月以降、妻がIT系の勉強に通うという事で
炊事周りを担当することになった。
一人暮らしも長く料理は手際よくできるが、
自分以外に食べる食事を継続的に作ったのは初めて。
一人で食べる分と気遣い全然違う。
妻にずっとやってもらってた事を申し訳なく思った。
生活パターンが変わるたび、話し合わなきゃと思う。

コロナの影響で思うように旅行に行けなかったのが唯一の心残りだった。

3.転職先決まる

幸いにも、これまでの経験を買って下さる某企業に採用が決まった。
浪人生活からの卒業は寂しくもあったが、
生涯必要資金に一点考慮漏れなどあり、会社員への復帰を決意。

決まってしまえば単身住居探しや健康診断など慌ただしく事が進んだ。

入社後、処遇面で「そんな話聞いてない!」重大な事が一点あった。
内心、すぐ去るかもと予断を許さない心持になった。
(※この点は今の所、自身に限っては問題ないため勤務継続している)

2021年7月某日、入社先に初出勤、1週のオリエンテーションを済ませ
配属先(派遣先)へと勤務始めた。

(つづく 次回は総評を書こうと思います)

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