パリオリンピックを観ている

連日オリンピックで夜更かししている。
夏休みよ、最高だ。

月曜は、深夜2時まで男子スケートボードの決勝を見ていた。
選手の名前もキャラクターもセコンドまでも、少年マンガを読んでいるようだった。堀米選手が大逆転で優勝を決めたとき、SNSでは「主人公過ぎる!」と声があがったが、まさしくと思った。もう伝記にしたほうがいい。

ストリートカルチャーがさほど盛んとは思えない日本の選手が、こんなに強いのはなぜなのだろう。
SNSで、「日本が強いのは治安がいいから」という噂を見た。海外のストリートはギャングとのつながりができやすく、本当にうまい選手は薬物などで出てこられないのではということらしい。眉唾だが、納得しなくもない。

ところでスタンドの応援席が映し出されるたびに気になったのだが、欧米の方々が、扇子を持って応援しているのだ。国旗の柄だから、あれは会場で売っている応援グッズなのだろうか。フランス人が扇子を売っているということ?

国旗といえば、フェンシングのマスクが各国の国旗の彩色がされていたことにしびれた。ますますサイバー感が強まって、だのに会場はグラン・パレだ。センスに溜息。
乗馬のお馬さんたちに国旗がうすく刈り込まれているのもかわいかった。馬は時差ぼけしないのだろうか。だれか子ども科学電話相談室で質問してほしい。

今回のオリンピックでは、選手たちがカメラマンに抜かれるときに、両手でハート🫶をつくるのをよく見る。意外な人の意外なハートを見れるとうれしい。

火曜日の深夜は血圧を上げながら男子のバスケット対フランス戦を見た。大好きな河村選手の大大大活躍に、もう応援も超えて、グラップラー刃牙の吹き出しで、「ダッッッ」とか「ドゥッ!!」とか「河村ァッッッッッッ!!!!」とかしか言えない。
1点差を守りぬかなければならない十秒は、私の日々の十秒と、ほんとうに同じ速度なのだろうか。ほんとうに?ドラえもんの道具「時門」を使ってない?