流れ星

先日、淡路島に行ってきました。四国と兵庫の間らへんにある島。
宿泊場所には露天風呂があってさ、そこから見える満天の星。いや、「満天の」は嘘だ。満天には全然届かないくらいの星だった。いや、こういうとまるで全然星が見えなかったような受け取り方をされてしまう可能性が高くなってしまう。しかし決して満天ではなかったんだ。
70点。
このくらいの点の星が夜空に広がっていたんだ。

ちなみに、「満天の星空」って表現するヒトいるよね。
間違ってるから!
「頭痛が痛い」になっちゃってるから!
「流れ星が流れた」になっちゃってるから!
そういうのほんと気を付けて!
頭痛は痛いんだよ。頭痛なんだもの。
流れ星は流れてるのよ。流れ星なんだもの。
満天の天がもう空を表してしまっているからお空の星空みたいに聞こえちゃうのよ。

そして70点の星空を見上げながらゆっくり温泉に浸かりながら私は思った。
「流れ星、見えるかな。」
基本6個くらいしか星が見えない都会の夜空に慣れていると、70点以上の星空を見るとついつい流れ星に、期待が膨らむ。
クローバー畑を見かけて四葉のクローバーを探さない人はこの世には存在しないのと同様に、空いっぱいの星を見上げて流れ星を探さない人はこの世には存在しないのだ。もし、クローバー畑で四葉のクローバーを探さないって人がいたら、人じゃないから気を付けた方がいいぞ。

話を戻します。
流れ星を見たのです。偶然。シュピッ!って一瞬。
流れ星が見えている間に願い事を3回唱えると願いが叶うっていうハードな条件あるじゃない。実は、流れ星が去った後でも1秒以内ならまぁギリギリ叶わないこともない。って裏条件があるって噂だ。私はとっさに唱えた。
「仕事が上手くいきますようにしごとがうまくいきますようにシゴトガウマクイキマスヨウニ。。。」
とっさに出た願いはこれだった。今のわたしの一番の願いはこれだったんだ。そうか。
自分自身の、今の、一番を、教えてくれる。それが流れ星だったんだ。

・・・こんな感じでね。まとめようと思っていたんだ。ところが問題が発生した。それは3日ほど前の真夜中の埼玉。空には8個ほどの星が輝いていた。わたしは上を向いた。(夜空を見上げたというよりもただなんとなく上を向いた。)すると、シュピーー!って結構長めの流れ星が見えたのです。わたしはその瞬間、自分自身の、今の、一番を、声を出して言った。
「あっながれぼsi…」
そうだ。こんなもんだよ。本当にとっさの時、願いなんて言えないわ。わたしの一番の願いなんて特にないわ。ってか他力本願の極みじゃねーか。
流星群とか、ある程度流れ星の可能性があるなら、どうせみんななんとなく用意しちゃってるでしょ。願いを。そんな願いはね。叶わないよ。流れ星さんは叶えてくれやしないよ。七夕の願い事とか、絵馬とか、全部嘘だよ。
以上。
願い事なんて全部嘘と言いましたが、人智の及ばないタイプの願いについては自由に願えばいいとおもいます。引き寄せの法則とか、そこらへんの話に近いことを話したつもりです。

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