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「子どもの人権についての学習会」を開くこと

【百万人の夢宣言〜お母さんが夢を語るルーム25〜】

積山礼子さんの夢は「子どもの人権についての学習会」を開くこと

「夢破れて山河ありよ」と話し出した積山さん(以下ツミさん)。中国盛唐の詩人、杜甫の五言律詩「春望」の最初の一句「国破れて山河あり」、国は崩壊してしまったが、山や河は何も変わらないという一節をツミさん流にして、娘さんが中学生だった頃のこと、描いていた夢、そして今を次のように話してくれました。

 今、夢はないのよ。一人娘も大学を卒業し結婚、介護をしていたけれどそれも終わり、今は夫婦二人、庭仕事と家事をしながら、その日その日を楽しく元気に、ありがたいと思いながら過ごしています。いつどうなるかわからないからこそ、健康であることがありがたい。主人がいてくれてありがたい。朝ごはんが食べられてありがたい。そんな毎日です。
昔はね、「絵本の通販」をしたいなと思っていました。家を建てるときに、そのための部屋も準備していたのですが、環境が難しくなってしまい、なかなか始めることができず、結局叶いませんでした。若い頃は夢がある。それができないと不満の方が大きくなってしまって、子どもにもあたってしまったり・・・。「早く、なんでできないの?」って。今、思えば、失敗ばかりですね。
娘が中1の頃、学校に行きたくないというので、「わかった、朝はきちんと起きること。学校の時間でも、家にこもってないでお母さんとでかけましょう」と5つくらい約束をして堂々と休ませていました。それは、私自身も不登校を経験したことがあるから。娘が不登校を負担に思わないようにしようと思ってのこと。結局、中3で高校に行くことに目覚め、無事に卒業できましたよ。
「子どもの人権」についての学習会は開きたいと思っています。福祉国家であるスウェーデンでは、「子どもは生まれた瞬間から、一人の独立した人間である」という考え方が根底にあります。「子どもの権利条約」は、日本でも1994年に批准し、がんばってはいるのですが、広くみんなのものになっていく必要があると思います。さて、何からはじめたらいいのでしょうね。

先輩お母さんであるツミさんの言葉をかみしめながら聞いていた参加者の皆さん。子どもの権利の話には、「学生の頃に習ったけれど、もう覚えてない」、「義務と権利の違いってなんだろう?」、「子ども時代を守ってあげるというのがどういうことなのか・・・」など、知っているようで漠然としていることに気づかされました。

「夢はないから一言で終わるかもしれせんよ」と話していたツミさんでしたが、終わってみれば、経験豊富なツミさんのお母さん力に包まれた1時間。もっともっと聞いておきたいくらいでした。ツミさんと「子どもの人権 研究会」を開こうと話をしています。ぜひ、あなたも一緒に勉強しましょう。

湯番 池田彩


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●今後のスケジュール
12月3日(金)21時〜
夢を話してくれるのは、2児の母でもあり奄美大島で移住生活を送る浅川晃子さん。
百万人の夢宣言〜お母さんが夢を語るルーム26〜 アドレスは以下より


12月10日(金)21時~
大阪出身、徳島県阿波市在住。
5歳の娘と2歳の息子の二児の母でもありMJプロの大塚未希さん。

12月17日(金)21時~
 愛知県多治見市在住。2児の母でもあり、「自然育児 森のわらべ多治見園」園長、
でもあり「母と子の幸せ応援団~ひなたぼっこ~」代表の浅井智子さん。

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