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ポケモンGOに飽きた。って気づいた。

私は2019年の10月4日にポケモンGOをインストールした。

でもインストールはこれが初めてじゃない。

最初にインストールしたのは私が大学4年の夏ごろ。

そのころは就職活動も終わり、用がなければ1日中家にいるような生活を送っていた。卒業旅行とかは計画していたけどそれは2月、3月の話。自分の就活がいつまで続くかわからなかったから夏の予定なんて全く立てていなかった。

その時にリリースした直後で世間の関心も高かったポケモンGOに興味を持った。

私にとっての最初のポケモンゲームはルビー・サファイア。そこから遊びはじめてダイアモンド・パールで遊び終えた世代の私。その世代のポケモンはまだポケモンGOでは登場していなかったが、ポケモンを捕まえること、そしてその達成感、充実感が就活を終えて空っぽだった生活にぴったり当てはまり、のめり込んだ。

バケットハットをかぶってTシャツ短パン。リュックの中には飲み物や日焼け止めそして充電器を入れて自転車をこいでいた。自分でも「私は短パン小僧の実写化いけるな」と思った。

サークルの夏旅行の場所が「静岡県の伊豆大島」と決まった時にはなぜか「フリーザーがいるかもしれない!!」と密かに騒いでいた(そもそも原作では「ふたご島」だし、そのころはまだ伝説ポケモンも実装されていない)。今思うとちょっと恥ずかしいぐらい熱中していた。


ただ、熱が冷めるのは案外早かった。

ポケモンを捕まえるだけ。対戦も無ければ一緒にプレイする友達もいない。わざわざ外に出なければ出来ないゲームの何が面白いのか。実際、伊豆大島ではアプリを起動していない。そのころは全然飽きていなかったが、旅行が充実していたからか東京についた時に友達から「そういえば珍しいポケモンいたの?」と聞かれて初めて自分がやっていなかったことに気づいた。

そこからアンインストールまではすぐだった。多分3ヶ月も続いてない。飽きた理由としては「人生が充実しはじめたから」でいいかな。


そして2019年10月4日。ポケモンGOを再インストールした。

明確な理由は覚えていないが、社会人3年目で仕事にも慣れてきてある意味暇だったのだと思う。刺激的ではない毎日の繰り返しで体は動いているが、心が空っぽだった。だから過去に経験した充実感を手繰り寄せるようにはじめたのだと思う。


実際どハマりした。2回目とは思えない熱量。

その理由はアプリならではの「アップデート」だった。


私が小学生の頃プレイしていたゲームソフト(2002年〜2006年)は第3世代初期〜第4世代初期までらしい。私にとってのポケモンGO1回目は第1世代のみ対象だったが、2回目のインストール時点では第5世代まで実装済みだった。ポケモンの種類がものすごく増えていて見たことないのもいた。

対戦モードや協力プレイも実装されていてことも要因となり、会社帰りに新宿で乗り換えをする私は「新宿で5分ぐらいプレイしてから帰る」というのが日常になっていた。周りの友達に「またポケモンGOハマった笑」と言っていた。




でも飽きた。正確には2020年の2月には飽きた。今回は4ヶ月で飽きた。



飽きた理由はもちろんわかっている。仕事が忙しいから。

アプリを起動してる場合じゃない。仕事量が増えたことによって1日の中で仕事に割り振る時間も増えてしまった。量が増えたから時間も増えるなんて自分自身情けないけど、増えたからには他を削ったり詰めなければいけない。


時間のやりくりをしている間に、いつの間にか生活の中にあったものが取捨選択されている。それがポケモンGOだった。

他にも色々捨てた。捨てたというより落ちた感覚。砂を両手ですくい上げる時に溢れていたから落ちただけ。最初は落ちてることすら気づかなかった。週1、月1のイベント日が来た時に気づく。その時は「あ〜、所詮自分にとってはそのレベルだったのか」とも思った。


でも、今回は大学生の頃の「人生が充実してたから飽きた」と似てるようで違う。


いいように言えば

「大人になった。労働という面で必死に頑張れるようになった。」

悪いように言えば

「余裕がない。」


今回を機にいつの間にか捨てていたものをもう一度思い出してみようと思った。

終わり。

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