日本語の会(寺小屋)

久しぶりの投稿です。

今回は、私が10年以上続けている日本語の会(外国から日本に来た学生 技能実習生 他に日本語をわかりやすく教える)のボランティアについて
語りたい と思います。

ボランティア会員 生徒 各20人位で教室を借りて、それぞれの生徒と1
対1 若しくは1対2で、お喋りしたり勉強したり
日曜日の午前中10時から12時まで 2時間の時を過ごします。

いろいろな国の様々な生徒との交流の中で
今回はインドネシアから来た首都大学の女子学生のことをお話ししたいと思います。

彼女は20代中頃から5年間
勉強を続けながら日本語の勉強のためにほぼ毎週日曜日の午前中2時間を教室で私と過ごしました。
性格は、とても明るくポジティブで負けず嫌いの頑張り屋

『楽しく学ぶ』

これが私が提案し ふたりで決めた唯一の決め事でした。

難しい事柄でも、彼女は必ずユーモアを交えて覚えていきます。

日本語は、外国人にとって理解困難な言葉がたくさんあります。
日本人は習慣で前後の言葉によって判断できますが、たくさんの日本語の中で使い分けていくことは、極めて難しい…と思うのですが

食べることが大好きな彼女には、食べ物で例をあげたり
お年頃(!?)なのでボーイフレンドとの会話で例をあげたり
普段使わなくなった頭をフル回転 笑

自分の娘より少し若い彼女との会話は新鮮で楽しい時間でした。

日本語検定3級(N3)を合格した後
日本語検定2級(N2)を昨年の11月に受けるつもりで受験料も払い勉強を進めてきましたが…
昨年の初秋に国のママの具合が急に悪くなり、
コロナ禍で、大変な思いをしてインドネシアに帰り
看病の甲斐なく 今年の1月に亡くなりました。😭

なんとか日本に戻るも
しばらくの間 鬱症状
誰とも話ができなっかた時もあり

私は『いつまででも待っている』
の一言しか 伝えることができなかった。

なんとか周りの友人たちのおかげで教室へも復帰でき
持ち前の明るさと頑張りで 卒業 就職
来年から、インドネシアの大学で教師として働く事が決まり
日本語の会(寺小屋)を卒業?する事になりました。

日本語の会を退会した日(12月25日)皆の前で挨拶をした時の彼女の言葉でとても印象に残った言葉

『…5年間というのは 勉強するにも 一緒に過ごすにも決して短い時間ではありません…』

それに加え 感謝の気持ちを述べてくれました。

素晴らし生徒とめぐり合い 5年間 共に語り合えたことに
感謝しかありません。

会えなくなるのは とても寂しいですが
これからは 日本⇄インドネシア ZOOM(コロナ禍は教室は開かれずしばらくの間ZOOMで勉強していました)で日本語検定2級目指して勉強していくことになりました。

これからは遠く離れた日本の母として彼女を見守り又元気をもらいながら

『楽しく学ぶ』

を続けていきたいと思っています。

想いが強すぎて 長文になってしまいました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。





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