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発達障害〜金銭管理が苦手から裁判へ〜

大学を卒業し、就職課の先生に勧められるまま、倍率40倍の就職試験を受けたら受かってしまい、計画性を持たないまま、神奈川県で一人暮らしをすることになりました。その経過を書いているとなかなか本題に進めないので、サクッと言いますと、最初の5、6年は貯金は出来きず、給料を使い果たしてしまうが、生活は維持できていたが、たまたまあった友人の知人が言った「消費者ローンも返していけば、使い勝手はいい」と聞いて、借りてしまった。返済が大変。家賃が支払えない。父に泣きつき送金してもらう、それが10年続き、いろいろと問題も起こし、最終的には実家に戻ることになりました。この時点でも、自分が発達障害であることは分からず、金銭管理が出来ないとだけ思っていました。

金銭管理能力以外にも、「妙な正義感」「こだわり」「これはおかしい!と思うと制御出来きない」「優先順位が立てられず、生活がいつもバタバタしている」「疲れやすい」などありましたが、仕事の枠組みの中では遂行できる状態であって、日常生活は自分が疲弊しているだけなので、金銭管理のように目に見える問題にはならなかったので、診断を受けた方がいい、とまで分からなかった。

実家に戻り、既に高齢になっていた両親の生活面、家事全般をしながら、派遣の仕事をしながら生活し、父を見送り、母と二人の生活を8年過ごし、母を見送った後の相続問題です。母と二人で暮らしていた間の使途不明金がある、と姉から調停、裁判を起こされました。

姉は私が金銭管理能力がないことを知っています。長年にわたり、父に送金してもらっていた金額の合計額を出し、同じだけ自分ももらう!と父の口座から姉の口座に毎月5万円送金されるよう手続きをしていました。

私は、父が悪性リンパ腫を発症の診断を受けてから在宅介護の為に仕事を辞め、父亡き後は、統合失調症、精神手帳1級の母を一人で在宅で8年間看てきました。父の行き過ぎた倹約でボロボロになっていた家をリフォームしたり、母に服を買ったり、生垣を植え替えたり、家の為に使ったお金が大半ですが、領収書のないものは認めない、と激しく責め立てられています。領収書はなくても、買い換えたテレビやカーテン、植え変わった生垣、門扉など、現物はあります。金銭管理が苦手な私ですから、説明しきれないものも確かにあり、それは使途不明金として扱ってもらってもいいのですが、姉が言う使途不明金はあまりにも莫大なのです。8年の歳月の積み重ねですから。

そして、四十九日の席で、自分で作ってきた遺産協議書に今すぐ印をつけと言われる事態になったのです。姉もきっと病んでるのだと思います。

うちの家族、全員、何か障害があるんだと思います。



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