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トキワ荘

今日も在宅勤務。朝、ゴミ出しをした以外はずっと部屋にいた。という書き出し、もう何度も書いてるな。実際そうだったからその通りに書いているんだけれども、もうそれは書かなくてもいいことなのでは、と一瞬よぎったが、日記なのだから何度同じことを書こうがそれはそれでいいのだ。これでいいのだ。

先週末、松月でたらふくチャーハンと唐揚げを食べたあと(唐揚げは流石に食べきれなかったのでパックに入れてもらった)、歩いて数分のところにトキワ荘ミュージアムがあったので立ち寄ることにした。
入場したときに係の人に「ご来場ありがとうございます〜、予約はされておりますか?」と訊かれて、そっかそっかこのパターンかそうだよなこのご時世だし、と思いながら、いやっ予約はしてないっすね、と応えたら、「そうですか〜、ただ、いま入場者数も少ないですので大丈夫ですよ〜」とのことで、あっ大丈夫なんだ、と少し戸惑いつつも、検温と万が一のときの為に名前と電話番号を記入しつつ案内された。
ギシギシとなるあの階段を上がる際に先程の係の人に、「昨年できたばかりの鉄筋コンクリートの建物なんですが、当時のときわ荘の階段を再現してギシギシと音が鳴るように設計されておりますので安心してくださいね、オホホホホ、ごゆっくり〜」と案内されながら(後半のオホホホホ、ごゆっくり〜、は言ったかどうかテキトーに付け加えてしまったかもしれないけれども、印象としてそんなことを言っていてもおかしくない雰囲気の係の人だった)、そうなんすね〜、みたいな受け答えをしたのかどうかは忘れてしまったけど、似たようなことを言ったと思う。
ギシギシ鳴る階段を上がったら、2階には2階に新たな係の人がいた。受付の隣に置いてあった案内図と、目の前にあるいくつもの部屋を照らし合わせていたら、「ここは共同の炊事場となっております〜」と2階の新たな係の人が話しかけてきてくれた。けっこうガシガシと積極的に案内をしてくれる仕事熱心な方たちが務めているミュージアムなのだなと思った。誤解してほしくないのは、このときぼくは別に嫌な気分にはなっていない、寧ろありがたい気持ちでいっぱいだった。いくつか係のお姉さんに質問したりした。ほんとにそのとき2階には人がいなくて、専属の係の人、みたいな感じになってしまって逆に申し訳ない気持ちになった。
そのあと各部屋を見てエレベーターで一階におりたあと、手塚治虫特集みたいなブースがあって、入り口の自動ドアがあいてしばし眺めていたら、後ろの方で自動ドアがあく音がしたと思ったら、「ここから先は撮影禁止となっているんですが、こちらの入り口は撮影して頂いても結構ですので、楽しんでくださ〜い」とわざわざ撮影可能なことを伝えにきてくれた。凄いな、と思った。

ぼくみたいな当時の漫画にあかるくない人でも、展示もおもしろかったし、係の人の親切さを体験してほしいのもあるので、是非行ってみてほしい。

ヘッダーのスリッパは、トキワ荘ミュージアムから歩いて5分くらいのところにあるお店で購入したもの。ここの店員さんもガシガシ説明してきてくれる店員さんで、ほえ〜、なんて言いつつ、説明してくれたものは買わなかったけど、スリッパ一足を記念に買って帰った。いま思うのが、赤と青があって赤だけ買ったんだけど、折角買うのであれば青もいっしょに買って帰るべきだったなと少し後悔をした。

またトキワ荘ミュージアム行きたいなあ。松月にも行きたいし、去年だったかアド街で椎名町近辺の特集をしていたときに、立ち飲みのマグロ専門店が紹介されていた記憶があるんだけど、ここにも行ってみたい。漫画も読みたくなった。

8月がそこまで迫っている。なんだろうな、やっぱりちょっとだけわくわくしてしまうよな、8月って。

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