点ピン東風の戦い方①

今回は点ピン東風について書いていく。
私は以前2年ほど歌舞伎町の雀荘に通っていた。
勝ち越すことは出来なかったが、上位3割以上の実力はあったと思っている。点ピン東風デビューを考えている人や、通っているものの負け続けている人は参考にしていたただければ幸いだ。

はじめに

点ピン東風にてどの程度お金が動くかについては過去の記事を参照していただきたい。


ざっくりいうと、勝つにせよ負けるにせよNintendo Switchを買えるほどには余裕で動く。

私は約1年ほど点ピン東風に通っていた。
週に1~2回、一度で20~30半荘ほど打っていた。
詳細な順位は記録していなかったが、トータル収支は50000円のマイナスだ。雀荘で使うお金は専用の口座を作って管理していたので間違いない。
自分で言うのもなんだが、この結果はかなり優秀だと思う。
負けている人は月に数十万レベルで負けている。

よって、これから記載することは、絶対的正解ではないかもしれないが、
大きく的が外れていることもないだろう。

点ピン東風の心得

点ピン東風においては、祝儀至上主義であることを覚えてもらいたい。
祝儀は1000円だ。これを点数に関すると10000点相当になる。
点5の祝儀が2000円相当なので、5倍の差がある。
私が通っていた雀荘は、赤ドラが2枚、金ドラが1枚あって、金ドラの祝儀は2000円だったので、20000点相当だ、ぶっ飛んでる。
この祝儀をいかに多くするかが勝つための肝だ。

例を上げてみよう。
以前の記事に書いたが、このレートでは60000点のトップをとった場合、
ゲーム代やトップ代を差し引くと約9000円プラスになる。
一方、赤1、金1の手をツモ上がりした場合、3000円×3=9000円のプラスとなる。トップをとったときの価値と、祝儀3枚のツモ上がりの価値がほぼ同じなのである。
赤ドラ、金ドラが複数なくとも、赤1裏2というようなことも全然あり得るので、祝儀3枚はそこそこの頻度で発生する。

そのため、1着の人よりも2着の人のほうが半荘収支が良いことなどざらにある。場合によっては3着の人が一番良いまであり得る。

点ピン東風における戦術(祝儀観点)

点ピン東風における戦術(祝儀観点)
祝儀を見据えた際、他のレートに比べ、以下の判断基準が大きく異なる。

リーチ判断
基本的にはテンパイ即リーだ。
先に述べたように、祝儀の価値が大きい麻雀であるため、裏ドラの価値が大幅に上昇する。また、このレートの雀荘には白ポッチと呼ばれる、リーチ時にツモれば上がり扱いになる牌が1枚入っている。(通常時はただの白扱い)ダマテンでこの牌をツモってきたときにはメンタルが崩壊してしまう。

東1局の先制テンパイ時であれば、全てリーチで問題ない。
特に、役無し愚形リーチは積極的に打つべきだ。
他の3人も祝儀を狙いにいくため、他のレートに比べ追っかけられる確率も
高いが、それでも上がった際の祝儀の価値が大きすぎるので、リーチをうつべきだ。強いてダマにするものがあるとしたら、赤無し役あり満貫くらいだろうか。

鳴き
赤ドラ、金ドラにて、2000円以上が見込めるようであれば、打点は無視して
上がり最速を目指すべきだ。最も、赤赤なら最低でも3900点となるため、
打点も十分であるが。
特に、金ドラがあるときのツモあがりは大きい。タンヤオ金1の500-1000ツモ上がりは極めて価値が高い。私が一番好きな上がりだ。

押し引き
かなり押し有利になる。
特に、手牌に赤が複数枚あるときは相当押す。
先制リーチを受けた際の、赤の枚数に応じた簡単な押しの判断基準を作ってみた。東1局、平場の想定だ。
細かな基準は書くとキリがないので、抽象的な表現が多いことをご了承いただきたい。

赤なし
通常の押し引きとかわらない。
テンパイ時はほぼ押し。
1シャンテン時は切る牌の危険度と待ちの良し悪しによる。
2シャンテン時はオリ。

赤1枚
テンパイ時は押し。
1シャンテン時は切る牌の危険度と待ちの良し悪しによる。
2シャンテン時はほぼオリだが、危険度と待ちの良し悪しによっては押す。

赤2枚以上
テンパイ時は全て押し。
1シャンテン時は危険度30%を越えるような牌以外は全て押し。
2シャンテン時もほぼ押し。赤なし時の1シャンテン時よりやや押す程度。

点ピン東風における戦術(打点観点)

点ピン東風の本場は1500点である。(点5の本場は300点)
これが非常に大きい。3本場となれば、1000点のみの手が5500点に化けるのだ。

これを踏まえると、打点による押し引きが通常とは異なる。とはいっても、根本は変わらない。満貫のリャンメンテンパイであれば、全て押しだ。
これは、8000点以上のリャンメンテンパイであれば全て押しということだ。
このルールであれば、例えば4本場の際は2000点の手が8000点になる。
この場合も全て押しだ。

待ちの形や枚数によって異なるが、4000点以上見込める手であれば押し有利と考えてもらいたい。

まとめ

今回は点ピン東風の戦い方について書いた。
改めて見直すと、全体的に抽象的であったり、明確な根拠が記載されていないので、ピンとこないかもしれない。
それでも、最初に述べた通り、大きく的が外れているものではない。

次回以降も、点ピン東風の戦い方について書いてみようと思う。
↓その②


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