雀力の構成要素

今回は雀力の構成要素について書いていく。

はじめに

最初に申し上げると、雀力を向上させるための具体的な手法はほとんど書いていない。これは、私自身たいした実力ではないため、偉そうに書けることがないからだ。
だが、今回の構成要素自体は自信がある。何人のも強者と討論し、導きだした結論だからだ。
本記事にて構成要素を知ったうえで、書籍やYoutubeなどにて勉強を進めてもらえれば幸いだ。

私の麻雀成績

まずは私の麻雀成績を記載する。
後述する私の雀力と実際の結果を照らし合わせ、この程度の実力があればこれくらいの成績を収めることが出来ると、参考にしていただきたい。
天鳳以外は詳細なデータが残っていない(取っていない)ため、ざっくりした内容となる。

点5(メンバー)
時給-200円ほどは給料が残るレベル

点ピン東南(客)
月2~3回ほど1年半ほど通い、トータル収支-60000円

点ピン東風(客)
月4回ほど1年ほど通い、トータル収支-50000円

天鳳
7段R2050(7段昇格と同時に引退した。課金してまで鳳凰卓に挑戦する熱意が無かった。)
長い間利用していなかっためこのアカウントは消滅した。

麻力の構成要素

麻力の構成要素は「押し引き」「牌効率(手組み)」「鳴き」の3つが大半を占める。
トータルを100点とし、それぞれの構成要素を点数化してみた。

押し引き:50/100
牌効率(手組み):20/100
鳴き:20/100
その他(読みなど):10/100

また、これらの合計点より麻力は以下通りに分類される。

90点以上:神様
80点以上90点未満:人類トップレベル
70点以上80点未満:上級者
55点以上70点未満:初心者よりの中級者
40点以上55点未満:初心者よりの中級者
40点未満:初心者

そして、私の実力は以下通りである。

押し引き:45/50(自信あり)
牌効率:10/20(中級者に毛が生えた程度のレベル)
鳴き:15/20(自信あり、が2010年ころの考えで止まってる)
その他:2/10(自信なし)

計72点
ギリギリ上級者。大半の人間とは互角以上にやりあえるが、
本当に強い人間には勝てないといったところか。

押し引き

麻雀における最重要項目である。
押し引きがしっかりしていれば初心者を卒業、中級者以上ともやりあえる。
これだけ重要な項目にも関わらず、及第点をとるのは非常に簡単だ。
相手の先制リーチ時には、自分がテンパイならば全ツ、それ以外はオリ。それだけでよい。

これはあくまで及第点を目指す場合だ。実際はもっと細かな場合分けが必要だ。それでも、上記法則に従えば中級者以下との戦いであればそこそこの成績となる。それくらい、この原則を守れていない人間が多い。
だからこそ、押し引きの大原則さえ掴めていれば、そこそこの成績を収めることが出来るのだ。
これは私自身の経験や、知人に同様の教えをしたときの成績向上を見る限り、間違いない事実と言い切れる。

天鳳に限った話しでいえば、放銃率15%を超えているのであれば、間違った押し引きをしていると考えてもらってよい。麻雀の成績が向上しないと悩んでいる方は、押し引きを学び直すことをおすすめする。

牌効率(手組み)

まずはここでの牌効率(手組み)の定義について明確にする。
俗に言う何切る問題だけではなく、手牌の構想(スピード重視か、打点重視か)も含む。つまりは、ある状況下においての最適手順を進めていくための技術の総称を牌効率とする。
(実は、牌効率の定義は曖昧なのだ。人によって定義がバラバラである。)

上記には、牌効率と鳴きに関する技術は同程度の技術とかいたが、昔は鳴き>牌効率と考えていた。

しかし、麻雀の成長が止まり、勝てなくなったと思い始めたとき、改めて牌効率を勉強し、自分がいかに牌効率を理解していなかったことと、その重要性に気づき、鳴きと同じくらい重要な要素だと理解した。

牌効率は先の3つの構成要素の中で一番難しい。
押し引きについては及第点をを目指すための簡易的な基準があるが、牌効率はそれがない。少しずつ、こつこつと積み重ねていく必要がある。

牌効率のキモは、3シャンテン以下時の選択だと私は考える。
例えば、1シャンテン時の選択については受けの枚数にほとんど変わりはない。あっても数枚程度の差だろう。もちろん長期的に見れば実力差は出てくる。
しかし、3シャンテン以下時は直近の受け枚数だけではなく、その後手が進んだ際の受けの枚数も考慮する必要がある。
これは最初の選択を誤ると10枚以上受け入れ枚数に差が生じる可能性がある。また、進んでいく方向も選択する必要がある。多少効率を落としてでも染め手や三色を見るかどうかなどの選択が出てくる。

私はここの技術がまだまだ未熟だ。
天鳳の成績にもそれが明確に表れている。
一般卓、上級卓相手に、100戦以上やって和了率23.4%は低すぎる。25%は必要だ。
なお、私の知り合いの強者が天鳳をやった際、50戦ほどではあったが、和了率30%を超えていた。

話しが戻ってしまうが、牌効率がいまいちな私でも、麻雀全体でそこそこの成績の収めていることから、いかに押し引きが大事であるかが分かるだろう。初心者脱却には押し引きを学ぶことが一番なのだ。
中級者が伸び悩んでいた際の原因の大半は牌効率の未熟さである可能性が高い。

鳴き

鳴きの技術は様々なことに影響し、メリット、デメリットを含んでいる。
メリットとしては、必要牌を得ることで和了までのスピードが上昇する。
デメリットとしては鳴きにより手を狭めてしまったことにより放銃率が上昇する可能性がある。ただ、これは正しい鳴きをして、正しい押し引きの結果放銃する場合もあるので、是非の判断が難しい。

鳴きについて重要なポイントは「役牌の鳴き方」「1シャンテン時の鳴き方」の二つである。

役牌の鳴き方については、小林剛プロの鳴きが理想形であると考えている。
役牌を鳴く基準、役牌バック時の鳴き方や、役牌を鳴いた後の鳴き方は非常に参考になる。

1シャンテン時の鳴きについては、下記のような手牌を鳴くタイミングである。

画像2

私が勉強していた2010年当時であれば、親は6巡目、子は8巡目くらいが鳴きの基準だったが、今は打点重視であることもあり、基準のタイミングがもう少し遅いらしい。このあたりは私も再度勉強が必要だ。

強い人間の大半は鳴きが多い。が、ほとんど鳴かないのに強い人が稀にいる。
そのような人たちは例外と考え、基本的には鳴きを多用するスタイルにすることをおすすめする。

その他

待ち牌読み、山読み、人読み、その他細かな技術がこれに該当する。
ちなみに、私はこのあたりの技術が皆無であるため、具体的には語れない。
そもそも、私は手出し、ツモ切りを覚えられない。
2鳴き以上の相手のそれはさすがに覚えるようにしているが、はじめから最後まで3人のそれを覚えることは私には不可能だ。

これらの要素は上級者がさらに高みに行くために取得するものであり、
中級者以下であればそれほど重要視しなくとも問題ない。それ以上に大切なものが沢山あるので、まずはそちらを勉強しよう。

まとめ

今回は雀力の構成要素について書いた。
繰り返しになるが、それぞれの要素をレベルアップさせるための術はほとんど書いていない。それを偉そうに語れるほど私の雀力は高くない。
具体的なことを知りたい方は書籍やYouTubeでの勉強をおすすめする。
最近は丁寧なYouTuberも増えてきたのでおすすめだ。

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