強者の必要要素

先日、どこからともなく聞こえたきた、とある一言が非常に印象に残った。
「基礎力無い人間はツイてないときにドン底まで沈むから収支が悪くなる」

家に帰って発言について考えてみた。たしかに、理にかなっているかもしれない。今回は、自身の経験を踏まえ、この発言について深堀りしていこうと思う。

強者とは

まず、麻雀が強い人間とは、収支観点で見たときどのような軌跡を辿るのか考えてみる。結論としては、大きく勝ち、小さく負けることだと考える。
麻雀というゲームの性質上、常勝はあり得ない。必ず負ける。強者は、その負けの回数が少なかったり、負けるときの額が少ない。

では、なぜ被害を最小限に抑えることができるのかを考える。
これは様々な要因があると思うが、今回はそこそこの強さの人と本当に強い人の間でもっとも「差」がつくであろう技術は何かという観点で考える。
私は、もっと差があるのは牌効率(手組み)と考える。
言い換えると、牌効率が優れていることで上がり率が高くなることが差に繋がる。上がり率が高いというのは、自分の点数を加算するのはもちろんこと、相手の加算、すなわち自分の失点の機会を減らすことに繋がる。

私の周りの強者

ここからは自身の立ち位置をもとに考えてみる。
私は、自称中級者だ。ある程度の知識はあり、そこそこの成績はおさめているものの、抜き出た強さは無い。そのような人間に足りていないのは、間違いなく牌効率(手組み)だ。特に、2シャンテン以下の手組みだ。
2シャンテン以下の手組みが悪いので、1シャンテンからテンパイが遠い、またはテンパイ時に愚形となり上がり率が悪い。
これも私の経験則だが、強者はとにかく上がり率が高い。それは、天鳳の成績から見いだせる。
私の知り合いの強者の天鳳の成績を見ると、数十程度の半荘であるが(皆その辺で飽きて辞める)皆上がり率が30%を超える。すごい人だと40%近くあった。試行回数が少ないので何とも言えないが、強者を図る指標として、あながち間違ってはいないと思う。
私も複数アカウントで何度も試したが、よくて27%くらいが限界だった。
どこでそんなに差がつくのか。
上記で散々記載した通り、やはり牌効率だ。シャンテン数が多い(テンパイから遠い)ほど、選択を間違うと以降の受け入れ枚数の差が多くなる。
それが上がり率に直結するのだ。

最後に

私の記事では何度も書いているが、麻雀で最も重要なのは押し引きである。
今回記載した内容も、RPGに例えるならば、攻撃力を3上げるような内容である。10以上攻撃力を上げたいなら、押し引きも勉強をやり直したほうが効率がよい。
ただ、レベルが高いもの通しの争いになると、この「3」の差が大きい。
もっとも、麻雀というゲームの性質上、この程度の差は「運」の要素で簡単に消し飛ぶが。。私自身、たまたま運が良くその場は勝つことが出来たが、この「3」の差を痛感する強者が何人もいる。
まだまだ勉強が必要だ。

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