点ピン東風の戦い方③

今回は、赤牌の取り扱い方について書いていく。
いつも通り、歌舞伎町ルールを前提の記載だ。


はじめに

歌舞伎町ルールに精通している人が聞いたら、何をいまさらと思うかもしれない。しかし、大半の人間はそれがきちんと出来ていない。
私の記事では何度も申し上げているが、歌舞伎町ルールは祝儀至上主義だ
赤牌がきたら、意地でも使うよう心がけてほしい。
そんな都合よく赤牌なんて引かないよと思われるかもしれないが、それは間違いである。赤牌は気合いで引いてくるものである。
と、軽い冗談を書いてみたが、心構えとしてはそこまで間違っていない。

今回は、意外と見落としがちなパターンを3つ紹介する。

1.246残りのテンパイ時

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上記のような手の場合、上がりやすさを考えると、6マン切りリーチのほうがよい。しかし、歌舞伎町ルールでは3マンを切ってリーチだ。
上がり率の差を考慮しても、赤牌をツモったときのことを考えると3マン切りのほうが期待値は高い。
但し、以下の手のように、打点が見込める(5200以上)の場合や、赤を複数枚持っているときは、6マン切りで上がりを重視したほうがよい。
赤1枚で2600の手が一番難しいが、私は3マンを切ることが多い。

下記2つの場合は、ともに6マン切りリーチ

打点が見込める場合(5200以上)

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赤が複数枚ある場合

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2.578(235)の浮き牌パターン

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上記のように、578と持っている場合、5が赤牌の場合はギリギリまで残しておく人が多いと思われる。
だが以下のように5が黒牌の場合はどうだろう。字牌などがきたら安牌として5マンと入れ替えるのでないだろうか。

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黒牌の場合でも、5はギリギリまで残しておくべきだ。赤牌の重なりをフォローするためだ。そのときは、8ピンを落としていけばいい。
これは割と出来ていない人が多い。そんな都合よく赤牌なんてひかない、微々たる可能性のために危険牌を取っておきたくないという人も多いと思うが、こと歌舞伎町ルールに関してはこれが正解だ。
なお、話がそれるが、以下のようなドラが孤立牌のときも、ドラの重なりを意識してギリギリまで残しておくべきだ。

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3.チャンタや123(789)三色狙い時の46浮き牌について

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上記のようなバラバラな手を場合、半分以上あがりは諦めてるが、目指すとすれば役牌重なりや123の三色、チャンタあたりだろう。そのような際も5は意識するべきである。
なお、私はこのような手の場合、相手への牽制の意味も含め、上がれれば大ラッキー、リーチや他者の不穏な動きがあったら即撤退のスタンスでカンチャン・ペンチャンを鳴く。1巡目から鳴く。

この手における、6ピンと8ソウの浮き牌比較について、通常であれば6が優位だが、123三色崩れからのチャンタシフト時に、789が見える8ソウが優位だ。しかし、残しておくべきは6ピンである。

大前提として、この手が上がれることなど滅多にないのだ。都合よく、急所を鳴いたりツモれる可能性は低い。
また、このような手が上がりに繋がる場合、大半は役牌が重なったときだ。
役さえ出来れば、リャンメンが作りやすい真ん中の牌、今回の場合は6が有利になる。
これが出来ていない人は本当に多い。
無駄にチャンタや3色にこだわり、序盤に46を捨て、役牌が重なり鳴くことができ、その後赤牌をツモるも、序盤に切った46が響き、泣く泣く赤牌を切っている場面を何度も見てきた。

おわりに

今回は赤牌の使い方について記載した。
最後の最後に書くのも卑怯だが、上記内容は当然場況によりけりだ。
ただ、だいたいの場合はギリギリまで引っ張るのが正解であるので、
そこまで気にしなくとも良い。


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