見出し画像

【カンドク観戦記】8/19堺シュライクスvs和歌山ファイティングバーズ

こんにちは!
今日はついに、さわかみ関西独立リーグ(カンドク)公式戦を観戦しに行けました!

ので、その観戦記と雑感をば

今日観戦したのは、堺シュライクスvs和歌山ファイティングバーズの一戦
一昨年・昨年とリーグ2連覇、今季も首位を独走するシュライクスは、
3連覇に向けてのマジックナンバーを5とした中で、
2位のファイティングバーズを、ホーム・くら寿司スタジアム堺に迎えました

シュライクスは大谷、ファイティングバーズは西垣の両先発で始まったこの試合は、息も詰まる投手戦
西垣の出来が素晴らしく、右打者のアウトロー、左打者にはフロントドアになるインローへのスライダーが効果的に決まり、
シュライクス打線を9回2安打無失点に抑える超好投でした

シュライクス先発の大谷も、コントロールがなかなか定まらない中、
バックの守備にも助けられて、なんとか7回3安打無失点

先に動いたのはシュライクスベンチ
大谷を7回で交代し、8回から2番手の亀井を投入
なかなか癖のあるピッチングフォームな亀井でしたが、2アウトを取ったところで3人目の打者からコントロールを乱してフォアボール
元阪神の藤原正典投手コーチがマウンドに向かいますが、どうやら何かアクシデントがあったみたいで、
堺市出身・元近鉄の大西宏明監督が出てきて、3番手の後藤に交代
これまた癖のある右サイドスローの後藤が難なく抑えて、ファイティングバーズの攻撃を断ちます

9回からシュライクスは4番手の西川が登板
今日のこの試合、ここまで西垣が141km/hくらいのストレートを投げていたのが最速だった中で、この西川は145km/hオーバーを連発
適度な荒れ球も相まって、9回10回の2イニングスをピシャリと抑えました

フィナーレを迎えたのは延長10回裏
ファイティングバーズは好投を見せた西垣に代えて、2番手で江口を投入
この江口、例えるならば「ベネズエラ辺りから来たアーム投げリリーバー」みたいなピッチングフォーム(笑)

この回先頭の上村、続く松本を塁に出すと、7番吉田が送りバントで1アウト2・3塁
打席には、今日の試合、お母さんが観に来ている8番の市村
打球はセンターへのフライ、3塁ランナーの上村が快足を飛ばしてサヨナラの犠牲フライとなりました!

2位ファイティングバーズとの直接対戦に勝利したので、これで優勝へのマジックナンバーは2つ減ってマジック3
最速で8/24に優勝が決まるところまで来ました

※画像ブレブレなのはご容赦ください(笑)

さて、ここからは雑感

現在、日本国内には6つの野球独立リーグがあり、
今回観戦した「さわかみ関西独立リーグ(通称:カンドク)」は、そのうちの一つです

独立リーグとはいえ「プロ野球」ではあるんですが、
それぞれの独立リーグにはかなりレベルの差があります

野球を見ている方で、「独立リーグ」と聞いて真っ先に浮かぶのは、
四国アイランドリーグもしくはベースボールチャレンジリーグ(BCリーグ)だと思います
確かにその2リーグからは、世間一般のいわゆる「プロ野球」であるNPBへ入団した選手が多く輩出されていますし、逆にNPBからの選手も多いので、知名度が高いです

では、さわかみ関西独立リーグがどうかというと、
はっきり言って、「ほぼアマチュアと変わらない」と言っても、過言ではないかもしれません

というのも、「プロフェッショナル」の定義として、「その職業を生業として報酬を得る者」とすれば、
さわかみ関西独立リーグは基本的に選手は無報酬なので、その点でまず「プロである」とは言いにくい部分があります

待遇面ではそうですが、プレー面ではどうでしょうか?

さわかみ関西独立リーグについて聞こえてくる話では、
「意識が低い」
「草野球に毛が生えたようなレベル」
というものが、ままあります

実際問題、堺シュライクスでも大西監督が
「ここは次への希望を持つところでもあり、野球を諦めるところでもある」
と訓示しています(この話は堺シュライクスの公式ホームページにあるレポートを参照してください)

大西監督が「野球に対して真摯であること、野球を続けられることに感謝すること」を選手たちに説いているためか、
シュライクスの選手たちからは、そのワンプレーワンプレーに対する真剣さが感じられます
今日観ていた中でも、シュライクスの選手では、ショートの瀬井はまるでカープの菊池かと思わせるかのような軽快な守備を連発し、先発ピッチャーだった大谷は苦しいピッチングをしながらも試合の中で修正する能力があるところを見せました
3番手で登板した後藤も、緊急登板ながらふてぶてしいピッチングがよかったです

ファイティングバーズの選手でも、やはり先発ピッチャーだった西垣が出色の存在
正直に言うと、さわかみ関西独立リーグにいていいレベルではないと思いました
左打者に対してフロントドアになるスライダーを軸にしたコンビネーションピッチングは、うまく乗ればNPBでも通用する可能性を見せてくれました

やはり気になったのは、審判団のジャッジの謎さ加減
球審のストライクゾーンは4回辺りまで安定せず、スタンドから見ている限りでは凹みたいな形のストライクゾーンに感じました
また、一塁塁審は、一塁ベース付近であったタッチプレーの判定に怪しいところを見せていました

これは個人的に思っていることなのですが、
選手のクオリティを担保するのは、審判のクオリティだと思っています
審判に対しての不審感がある状態では、選手もプレーに迷いが出てしまい、
結果として選手のクオリティに繋がらなくなるのではないでしょうか?

「次への希望を持つところでもあり、野球を諦めるところでもある」と言いながら、「NPBへの選手輩出を目指す」ところでもあるのが、さわかみ関西独立リーグであるのならば、
そういった面の整備はされるべきなんじゃないかなぁ?

と言わせてもらったところで、締めさせていただきます

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?