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筆自戒(ひつじかい)

 こんにちは、はぐれです。

 最近、小説ばかり読んでても小説は書けねえな~~と自戒を感じる。自分が名作だと感じる小説・映画は、どれも深い学問的知識に基づいており、作者が小説以外に持つ、強い興味を軸としている。

 考えてみればそりゃそうで、小説というのは表現ツールの一つだ。面白い小説が書きたいな、と思っても題材が自分に無ければ書けない。もちろん、小説を書く技術は小説を読むことで会得するものだし、文体やテーマをマネすることはできる。ただ、それはプロ野球選手と同じバットを買うみたいなことで、それ単体では何もできないし独自性を持たない。考えてみれば当然のことだ~~~ね。

 となると重要になるのが、自分が何に興味があるのかという点だ。こんな事に今更気付くのだから、俺がいかに漫然と目の前のものだけを見て生きてきたかが分かるね。ともあれ、一生気づかないよりはマシだ。ポジティブにいこう。

 で、俺は何に興味があるのか? おおまかに考えると生物学・心理学・言語学、この辺りになるだろうか。ちょうどこんな気候だし、明日は図書館にでも行ってみようか。というか、自分でもチラホラその辺りの本を買ってはいた。それも見てみよう。

 舞台装置を作るのにも、物語全体の説得力にも、知識というのは要り様だ。知識がないと書けるものの幅が広がらないし……

 こっから、もう少しだけ意義のある生活を送れるようになれれば良いですね。じゃあ今日はこの辺で。

 (終)

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