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冗談じゃない旅 ナイト



長い旅も いつかは終わります

それは 新しい幕開けまでの

ささやかな 安息にも似ています



音楽の魔法


ゆりんぐ⭐ちゃんが開会を宣言し
舞台へ演者の3人を
騎士(Knight)として召喚する

舞台のバックドロップには
「フォーク城」が掲げられている

↓開会式の様子
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1797206637306097946?t=BV4nhPLDLOr00aIJsPU-Qw&s=19 

3人は 言われるがまま
ギターを重ね合わせる
戸惑いながらも
協力を惜しまない3人

ギターを剣に見たて 魔法をかける

ゆりんぐ⭐ちゃんは彼らの周りを
何度もぐるぐると回り 音の魔法をかける
もう彼らは立派な騎士である

微笑んでいる騎士たちは
このあと各々 豪腕を振るう

↓魔法の儀式
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1797202823685497023?t=VXgsM6MNwYiaHDP-frAkcg&s=19 


グッナイ 小形 Knight

温かい笑いとテンションに包まれた舞台
会場が わちゃわちゃとしていようと
浮き足立とうと ギターを構えれば
空気は騎士の色に 染まっていく

Photo by 双六問屋さん

この日の小形Knightのセットリスト

『忘れない』

『サーカス』

『丁度いい』

『生活苦』

『夜汽車』

『大人の領分(新曲)』

『東京行こうよ』

『きみは、ぼくの東京だった』

『ライフイズペチャクチャ』

『川が見える』

『じゃあね』

小形Knightと出会って これまでに
新しい曲が 随分と増えた
きっと まだ世に出ていない曲や
聴いたことない曲も たくさんあるだろう

フォーク城と小形Knight

家族が増え 生活が変わり
音楽の生まれ方や 捉え方は ゆるやかに
柔らかに 変化したようだけれど
包み込むような歌の
歌詞の優しさは
ずっと変わらない

↓グッナイ小形Knightの勇姿
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796840239643967651?t=Bx-uS1wdAJK0sliz8Ib86A&s=19 
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796840794894348769?t=lbPi7FTBE4u8fKJF3SQ5yA&s=19 
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796841203062952032?t=y2ee3QxjJ5oRWhBMHmH1OQ&s=19 


山口 進 Knight 

数年ぶり 2度目 ソロでは初の山口Knight
前回は バンド「夜ハ短シ」として
小形Knightのレコ発で見たのだった

ソロでは 音がシンプルに
ダイレクトに胸に響いてくる
歌声の素晴らしさは 知ったつもりだったが
やはりライブは段違い 心もっていかれる
のびやかで 力強い 頼もしさすらある

『土を耕せ種を蒔け』は
今は亡き祖父母を想い起こさせた
一緒に畑仕事をしたあの日 
土で真っ黒になった両手
庭先の水場で洗う 冷たい水の感触
なんと遠くまで来てしまったのだろう

『台湾旅行記』
『そして強く抱き締めて』
『今日も生きるのだ』
など

↓山口 進Knightの勇姿

https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796843652511330657?t=8cnSH0UHaRUcQb_BSI5BPg&s=19 
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796843967281250551?t=HMJYWFcFbJgCJ2Zz0p68zQ&s=19 
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796844506895310848?t=cWHq_oHTkVyY57NevgNicw&s=19 


町田 直隆 Knight 

初めましての 町田Knight 
ゆりんぐ⭐ちゃんの企画へは
3人の騎士の中で、一番経験豊富らしく
ギターを重ねる魔法の場面も
勝手知るのか たまたまなのか、中心となる

甘く柔らかな歌声の曲もあれば
ノリよく会場を巻き込む曲も
グランドピアノ伴奏での曲もあり
音色の幅広い楽曲を聴かせてくれた

友人への応援歌 熱い想いは歌になり
グッとくる 素晴らしい音楽の魔法

『大阪行き』
『16才』
『不良の音楽』
など

↓町田 直隆Knightの勇姿

https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796847300301770882?t=G88rsGFcPgS4YpBtDld46Q&s=19 
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1796847624378822946?t=SSzqOKzWzc7flZI3OKiCMA&s=19 
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閉会からのナイト


ゆりんぐ⭐ちゃんによる総評
魔法が解けない 興奮覚めやらぬ勢いで
1人1人 ワンマン級の素晴らしい演奏は
騎士の闘いぶりと評され 絶賛のまま幕となる




客の波が引くのを待つ

お隣の双六問屋さんと お話しさせてもらう
ぽちぽちと 感想合戦に花が咲く

飲み物を追加しようと バーカウンターへ
内藤重人さんが来て声をかけてくれる
「この後、路上で飲みますか」
とのお誘い
「いいですね!」
願ったり叶ったり 断る理由なんてない

物販や客を見送ったりしている騎士
もとい演者たちを眺めつつ
ちびりと酒を飲んでいると
隣に笹ヶ瀬さんがくる
彼とも話をする

小形さんの映画の話から
平日の私の仕事の話をすると
笹ヶ瀬さんと私には思わぬ共通点が…

なんとも 奇妙で面白い話だが
世間って狭いもんだなぁとも感じた



いつの間にか 双六問屋さんが
出口にて手を振っている

いけない!すっかり話し込んでしまった…
またお会いできたら お話ししたい
じゃあね またね とこちらも手を振る

物販にいた町田さんを見ると
身が空いたようなので
感想を伝えにいく
素直な気持ちを伝えると
「嬉しい!ハグさせて下さい!」
満面の笑みで ガシッと両腕にくるまれた
意外とでかいんですね

隣で菩薩のような笑顔でいる
山口さんにも バンドとはまた違う良さ
歌声の響きに痺れたこと
今日来れて良かったと 感想を伝える

出入口の外にいた 小形さんが戻ってきて
「この人 名古屋から(来てくれた)」
と私を面々に紹介してくれる
ありがとうございます
三重暮らし 職場は名古屋から来てます


お客さんは ほぼいなくなり
演者 スタッフらくらいになった頃
ゆりんぐ⭐ちゃんが戻ってきた
やっとご挨拶できる

「ゆりんぐ⭐ちゃん!来たよー!」

「あー!!はぐぱぱぁー!ありがとう!」

甲高い 明るい声が 私を包む

記念撮影の準備風景を撮影

↓騎士たちの勇姿
https://x.com/oto_mahou_ring/status/1795296758161150405?t=PHME1cXnbEbnvTBlfOjkng&s=19 


記念撮影をみとどけた 客の私は
スタッフさんへ一礼
「長々と居着いてしまい すみません
 ありがとうございました また来ます」

音楽はたくさんの「ありがとう」でできている
そんな風に思いつつ、ラ・ママを後にする。



道玄坂より

主催と演者に見送られ
内藤重人さんと連れ立って店を出る
道端で飲もうと話していたので
まずは酒の買い出し 内藤さんが聞く

「静かなコンビニと
 うるさいコンビニがあるけど
 どちらに行きますか?」

「なんですかそれ(笑)
 じゃ、静かな方で…」

「それじゃあ帰りに
 うるさい方も見ていきましょうか」

コンビニでチューハイを買ってから
ラ・ママのある通り北側の突き当たり
T字路に腰かける 2人小さく乾杯

内藤さんと飲めるとは思わなかった
しかもこんな露天で これも魔法なのか…

あまりにもしようもなさすぎて
口には出せなかったが
内藤さんの名前にも(Knight)があるよなぁ
などと、心に涌いて出ていたのはナイショだ

東京暮らしの話を聞いたり
私の家族の話をしたり
とりとめのないことを談笑した

ラ・ママの店の前から人影

彼らを黙視した時に確信したのは
ここに陣取った 内藤さんの「粋さ」

週刊誌の写真みたいになってる

小形さんらも合流し 少し話す

続いて町田さん、山口さんたちが通りかかる
顔馴染みであろう 内藤さんを見つけると
「うわ!あんたら、早く帰んなさいよ!」
と、山口さんが声をかけてくる
優しい お母さんかよ

次に来たのは ゆりんぐ⭐ちゃん
私に気づき 手を広げて駆けてくる
「はぐぱぱぁー!」
私も迎え入れ ハグしては
肩をバシバシ軽く叩き合う

「これ!よければ貰ってくれる!?」
渡してきたのは
ラ・ママの入口に張り付けてあった
ラミネートされた今日のフライヤーだ
「アッハ!でっけぇwww! 」
かなりでかい

ゆりんぐ⭐ちゃんは
「誰かに貰って貰えた方が良い!」
と言い、遠巻きの山口さんは
「押し付けないの!」
とか言って笑っている

大丈夫よ私には
この1枚の大切さが分かる

宝物にします 胸にひしと抱き締める


町田さんや山口さん、ゆりんぐ⭐ちゃんが
坂を下るのを 私は手を振り見送る
また いつか会いましょうね

しばらくして 小形さんらも立ち上がる
終電の時間らしい

私がライブについて
「次は9月に 名古屋でですかねぇ」
などと ほざいていると
「ンフフ、どうだろうねぇ」
と、小形さんは不適な笑みを浮かべる
まあ、きっと分かっているんじゃないかな

すぐまた会えるって

けれども、ひょっとしたら小形さんは
本当に何も知らないのかもしれない
全部言わない 全部聞かない
だから楽しいものもある

引っ越し準備が大詰めらしい
「湖太郎くんと さくらさんへ よろしく」

いつか こちらから会いに行きますよ
そんな思いで別れの挨拶をする


残ったのは 私と内藤さんだけ

もう少しだけ

2人で路上飲みすることにした



シンデレラ

「そろそろ行きましょう」
深夜バスの出る時間を逆算して
渋谷駅へ案内してくださるようだ 酒も尽きた

歩きだしてすぐ、うるさいコンビニがある
さっき酒を買った場所よりも
外観や内装が…ごちゃごちゃしている
(適当な言葉が見つからない)

「なるほど 言葉の通りさわがしいですねぇ」
笑いながら コンビニ前を通り抜ける

道はすぐに渋谷名物 スクランブル交差点
だが、道路の真ん中で工事していて
あまりスクランブルしていない

それでも人は多いので
内藤さんからはぐれないようにする

東京は人が多くて やっぱりわしには
ちょっとつらいものがあるなぁ
同じ方向に歩く人々は
駅へ吸い込まれるように入っていく

ホームで感慨に浸る話をする
定刻に頻繁に往来する電車
駅前開発の新陳代謝
東京の景色について
人の意識について
内藤さんと しんみりと話をする

残っていくもの 消えていくもの
それはいろいろだが 私には
かたわらに 音楽があって
それを求め続けていて 良かったと思う

電車は原宿を通り 定刻通り進んでいく


新宿の1駅前 代々木
内藤さんのエスコートは続く
「ここで降りましょう
 歩けば丁度の時間ですよ」
手厚く もてなされている感じ

夜の代々木駅から新宿駅へと向かう
線路は右手に 短い距離

こんな狭い中に 人間は山ほどいて
分からないことの方が多くて

それでも それでよいのだ
分からなくても 友情や愛情が
形あるものに見えなくても

思えば胸に 心があるように
人間は 人間たることはできる

限りある時間に 一瞬でもいい
愛おしさのまたたきが
私を私たらしめていくのならば

魔法が解ける時間が迫る

バスタ新宿が近づく路上 お別れとなる
「ぼくはこっち。じゃあ…」
「ありがとうございます!
 おやすみなさい…」
西へ進む彼と 東へ向かう私

シンデレラの時間に駅へ送り届ける
完璧なエスコートに脱帽

エスカレーターで搭乗階まで向かう
深夜バスの出発時間は 24時05分だ

すごくでかい


デイリーで水と…それから
今回は家族へ ハッピーターン缶をお土産に

急ぎ足で買い出し 搭乗
座って瞬きをしたら 一瞬で名古屋にいた
運転手さん、どうなってるんですか

名古屋は大粒の雨

折りたたみ傘をさしながら 空腹を覚える
中華そば大河へ直行して 全部のせを平らげる
平日火曜日 朝7時の出来事である

ラーメン全部のせは 1000円ポッキリ


このあとは 職場に行ってシャワー浴びて
着替えて 10時から1日仕事して
夜の20時くらいに 家に帰りました

よく「家に帰るまでが遠足」とか言いますが
ラーメン食べた辺りで 旅は終了したのかな

そんな風に思っています



あとづけ

天神屋の静岡おでん おいしいね


長い旅にお付き合いいただき
ありがとうございました。

映画の感想を記憶を頼りに
どう書いたものか…悩みつつ

結局 頭のなか全部出すみたいな
そんな旅の記録になりましたね

「ライブ楽しかったです」
感想はこれだけでも良いはずなんですが
やっぱり 自分で見聞きして感じた思いは
なるべく記録という形にしたかった

書ききれて、とりあえずホッとしています


足柄SA(上り)ちょっと手前 富士山

いま、また私は 東京へ向かう
高速バスの中でこれを書いています

これから東京の銭湯へ行く予定です
それから 夜はライブにも行きます
自宅からは400キロくらい距離ありますね

4/14の時点で予約していました
もちろん演者本人には
直接伝えていません

演者さんはお店に聞いて
ライブには誰がくるのか
既に知ってるかもしれませんが

こちらからはあえて聞きません
あちらさんも言ってこないので
それでいいし それがいいんだと思います


また どこかのライブハウスで
お会いしましょう



皆様 どうぞ 健やかに





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