見出し画像

大阪礼賛 O.U.篇

15:35
愛知県西尾市の相見駅から岡崎へ。
岡崎で急行に乗り換えて名古屋。
名古屋からは新幹線にて新大阪。
道中はずっとnote(前回)を書いていた。

菅野創一朗さんのワンマンライブ
「立つ鳥 跡を濁さず」は
19:00オープン、19:30スタートの予定だ。

新大阪到着と同時ぐらいに書き上げて
タグをつけてアップロード…
スマホ見ながら歩くのはやめた方がいいが
どうしても流れでそんな風にしてしまう。

駅を出て、土地勘のない大阪の道を
だいたいの感覚で目的地目指し、歩く。

こうなるのは目に見えていないのか(いない)

スマホのナビを見る。
1ブロックくらい、道を外れている。
おやおやこれはいけない。ルートへ戻る。
早めに気がついて良かった。

東方面へ行く。
地図上にある「日之出跨線歩道橋」を渡る。

なんだか、飛行機が低く飛ぶ。
歩道橋上から、正面には月

やぁ、ずいぶんとご機嫌じゃないか
わたしは、だいぶくたびれているよ。

あちらさんが見ている

今朝は始発で、三重から愛知まで行き
1日、体を使っていた。疲れがたまってる。
水分をとりたい。足がつりそうなんだ。

自販機の明かりに引っ張られ、見る。
チェリオさんのGODZILLAシリーズは
よくお世話になっている。
ちょっとお高いけどね。

ゴジラマイナスワンは2回見た

かなりエネルギーを消耗していたので
エナジードリンクが染み渡る。
ただ、水分量は銭湯入る分を考えると
ちょっと足りない気がする。
コンビニがあれば寄ろう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

道は細い路地を抜け、コンクリの柱が立ち並ぶ
列車の高架下の通りへ行き当たる。
この高架の上を走るのは新幹線らしい。
定期的に在来線とは違う駆動音が
頭上を駆けてゆく。

風情のある飲み屋さんの先の信号を右折する。

あとで、ライブ会場はめちゃくちゃ近いと知る

道を曲がった先には商店街の入り口が見える。

「淡路」

アーケードは一直線ではなく
緩やかにうねり、曲がっている

18:00
時刻は夕べ。家路へ戻る人などが世話しない。
賑やかさと活気のある、明るい商店街だ。
くねくねと曲がった構造で
先まで見通せないがゆえ、角の先には
何があるのか、ワクワクできる街に思える。

入り口近くにコンビニがあった。
水とウコンの力を買っておく。
今日は沢山お酒のみたい。

目的の銭湯はアーケードなかほどから
ほんの少し道をそれた場所にある。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

昭和湯

屋号の色合いがカッコいい
すげー盛りだくさん
期待しちゃう

時間にはだいぶ余裕あるのだろうか?
スマホの時計は18:05とある。
十分すぎるくらいだ。ゆっくり楽しもう。

番台にて料金を払う。520円。
街の中で設備も充実してこれならお値打ちか。

利用者は、まずます多め。
やはりどこか雑然とした雰囲気が漂うのは
大阪らしさなのかな。嫌じゃないです。

おや?お風呂セットに髭剃りがないな。
入れ忘れたようだ。番台へゆく。
使い捨て髭剃りを100円でゲット。
安い髭剃りは剃刀負けして
肌荒れしてしまいがちだが、果たして
大丈夫だろうか?

浴場へ
入って右に洗い場が8つ。
入り口正面にも対面で4つ。全部で12ある。
浴槽は案内板にもあった通り
バリエーション豊富だ。
奥には左にミストサウナ、右にラドン風呂。
あいだに2種類の、うたせ湯がある。

まずは髭を剃り、頭と体を洗おう。

洗い場には大きなサイズのボトル。
リンスインシャンプー、ボディーソープ。
ありがたい、少し使わせてもらう。

ひととおり洗い終わるも
香りや艶がしっくり来ない。
やはり持参のシャボンで洗おう。
も1度、頭から洗いなおす。
足腰がくたびれていたので
よく揉みながら疲れを流す。

蛇口はお湯と水の栓が独立してあり
お湯の方は50℃くらいだろう。だいぶ熱い。
水で薄めて使うのが良い。
シャワーもあるが勢いは控え目である。

さっぱりしたら、まずはうたせ湯。
ボタンを押すと湯が落ちてくる
時間が短いものの肩や首がほぐれる。

隣にある、ラドン風呂が気になる。
透明な壁で仕切られてドアがあり
湯気と露で中はハッキリと見れない。
入ってみよう。

中は鉱泉のような香り。
これは、なかなかいいな。
お湯も熱い。かけ流しのようで
滝の如く、ダバダバと湯船に注がれる。
湯船に入れば、お湯がダバーッと溢れる。
これは、なかなかいいな…!
エッヘッヘと奇妙な笑いを浮かべる。

かなり温まる。それからそのまま水風呂へ
これがまたいい。ちゃんと水が冷たい。

座湯や超音波風呂も、ゆっくり楽しむ。
あいだ、水風呂を挟みつつ
サウナ&水風呂で仕上げていく。

心配していた髭剃りは
珍しくカミソリ負けしなかった。
脱衣場にこんな手書きの張り紙がある

「昭和湯は軟水!(中略)剃刀負けしにくい!」

ほうほう、だからか。こいつはありがたい。
つやつやしっとりしているような気になる。

19時手前に湯を上がり身支度。
すっかりさっぱり、今回も良い銭湯でした。 

施設を出て地図を見る。
ライブ会場の場所はさっきの高架の地点。
曲がった場所の反対側の角にあったらしい。
全然気がつかなかった…
銭湯しか頭になかったせいかな。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

アーケードを抜け、夜空が見える。
飛行機が降下している。
あれ…?随分低い。
ありゃ着陸体勢だな。
地図の範囲を広げてみる。

進行先の延長線上には…伊丹空港。
なるほど、なるほど。
低く飛ぶ理由はこれか。
また一つ発見と合点がいったわい
小さなことを知っていくのは楽しいですね。

わずか数分で、会場の「slow bird 」前に。

ビルの2階部分はガラス面になっており
外からも様子が少しだけ見える。
ちらりと金谷さんの姿が映った。

看板は横に外階段があり、入口と店舗は2階

いつになく特別なライブになるといいな
そんな気持ちを抱きつつ、階段を登っていく。



つづく



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?