逆さの神牛のお話【羽黒山小話】
牛と聞くと何を思い浮かべますか?牛は現代では家畜や牧場のような牧歌的なイメージが強いと思います。そんな牛と羽黒山にまつわるお話があります。
逆さの神牛
羽黒山には、神が騎乗するものとして神聖視されて神社に奉納されるような神馬・・・ではなく、神牛がいました。
なぜ、「さかさ」なのでしょうか。この神牛は燃え移った火に転がり、背中で火を消したとされています。そのため、「火難をまぬがれる」ということで、牛が火を消した際の格好になるように貼っておき、火災防止のお守りにする習