見出し画像

なにがどうつながるか

住む家の決め手って何なんだろう。今年、私は5年住んだトダビューハイツから引っ越す。
トダビューハイツは賃料やスペック(駅近かどうか、築年数etc.)ではなく、「顔の見える関係の中で暮らせそう」という決め手だった。
その前の2回の引っ越しは、転職、異動に伴うもので悩む余地はなかった。
その前は、友人夫妻のお兄さんのマンションで、何だかんだあの時から人のつながりのある家を選んでいたのだと思い出す。

さて今回はどうかというと。
先日外観だけの見学でここに住もうと決めてきたのですが。
物件のスペックや場所などは、暮らし方で何とかなるけれど、人とのつながりは簡単にはできないもので、不思議なつながりですが、こういうつながりの中にいたいなと思いました。」
そう、不動産屋さん(ディ・スペック)の担当者さんにメールを送りました。

私は今回、この不動産屋さんに、物件ファン経由で出会ったのですが、トダビューハイツをご存知の担当者さんでした(トダビューすごい。というか大家の江美さんがすごい)。トダビューハイツの住人と伝えることで、どんな住まいを希望している人間か、なにがしか伝わると思って伝えていました。

そしてトダビュー大家の江美さんは、物件ファンの担当者さんや東京R不動産の担当者さんと最近お会いしたタイミングで、「住人さんが沖縄に引っ越す。良い物件ありませんか?」と情報を探してくださっていました(泣。こんな大家さんいます??ありがたすぎます)。

するとその東京R不動産の担当者さんが沖縄に出張し、そこでディ・スペックを訪れ、「お客さんでトダビューハイツ住人さんがいる」と言うと「誰?」「安谷屋さん」「あだにー!あだにーがトダビューハイツをあんな風にしたんだよ(私は何もしてません~。江美さんにお世話になっているだけですからね)」という会話がなされたという、驚くべき共有がありました。細部はともかくw、こんな風につながることがあるんだなと。沖縄には引っ越したいけれど、トダビューハイツからは離れたくない私にとって、これ以上ない決め手です。それで、上述のメールになりました。

そしてもう1点。江美さんが新しく建てた「ロジハイツ」、こちらへの思いやこだわりを日々聞いて、先日「爆誕祭」で実際に目の当たりにし、ハウスメーカーお任せで建てられる物件と、オーナーさんが考えてこだわって建てられた物件の違いを認識したばかりだったことも大きかったです。
今度の住まいも、作り手のオーナーさんはデザイナーさんとのこと。

ロジハイツの屋上。ここにはシェア菜園ができるのですが、
ランプとか流しとかもうそういうところまでこだわっていてステキでステキで。

ありがたいつながりで住まいを決めることができたのですが、仕事も、そういう感じだなと。本業のつながりだけでなく、関心事や趣味を通じて親しくなった人のお誘いで参加した場で、ものすごく大事な出会いや再会があって、その後につながっていくものなのだなと、年々その実感は確かなものになっていきます。ありがたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?