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面倒でもほめよう!言うことを聞かせられないのは大人の能力不足

ついつい子供を叱ってしまいませんか。うちには4歳児がいますが、さっぱり言うことを聞かないのでついつい叱ってしまいます。

たとえば朝、幼稚園の登園時間が迫っている。親は焦ります。のんびり朝ごはんを食べていて、早く食べなさい。着替えが遅くて、早く着替えなさい。何度も言っているのに聞いてくれない、失敗する。

わざとやってるのか、自分の子供が馬鹿なのか、自分が舐められているのか、怒りの感情がわいてしまっては全然物事は前に進みません。さらに言うと甘やかしたのが悪いのか、もっと厳しくしたほうがいいのか。この反省なのか何なのかわからない思考も間違いです。

まず、子供は長期的な記憶がまだできません。そして、まだまだ親にかまってもらわないと自立できない存在です。記憶の問題と親の愛情を求める部分を理解してうまく導く必要があります。

多分4歳になってやっと1年記憶がもつかどうかというレベルの脳みそにしかなっていません。都度都度なぜそうなのか理由を刷り込む必要があります。時間がない中では難しいと思います。しかしその時になぜ必要なのか教えないと忘れてしまいますし効果がありません。その繰り返しによって記憶は強化され、覚えてくれるようになります。

さて、そもそも子供が言うことを聞いてくれないと困るんですが、それには理由があります。大人は忙しいときだから、かまっていられません。ですが、そのような状況でも親にかまってほしいのが子供です。怒られるというネガティブなことは嫌なはずという先入観が間違いの元です。怒られると言うこと自体がかまってもらえているということにつながるのです。どんどんかまって欲しいと言う欲求を賢い大人なら利用しましょう。

そう、ほめるんです。

いつもはできているのにいざというときにやらないなんて良い状態です。そうじゃなくてもかわいいところはあるんですよね。できれば直接的に関係するところからほめるんです。「いつもあれができて偉いね。もう4歳だからお姉さんだね。もっとあれができると本当にお姉さんだね。すごいね」とほめながら誘導してみると意外とあっさりとやります。ちょっと戸惑う時間があったりすることもありますが、結局やります。ちょっと目を離しているすきにやり終えてほしいことが終わっていることすらあります。

大人同士でも似たようなスキルを使えるかもしれません。理屈を共有して理解する。良いところを伸ばす。叱り飛ばしてやってくれれば早いと思ってがみがみ言ってしまうと思いますが、それが有効なのは危険なことに対してのみです。本当に悪いことなんだとおぼえこませるのには有効だと私は思います。ただ、命の危険や怪我などするものでなければ、ほめてなだめてちょっとした時間を惜しまないでください。その後無駄な時間を過ごさなくて済みます。

起こっても怒ってもだめだなんて悩んでいる人は自分がそんなにたいした人間じゃないと言うことを思い出してください。まだ未熟なのに一生懸命に何かしようとしてる子供の方が偉いですよ。

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