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ソフトウェアで配送を救えるか?

今勤めている会社はアメリカに本社のあるITの会社で、たまに予告なく自社グッズをFedExで送ってくる。そして一度も一発目で受け取れていない。

FedExは国内の配達は直接FedExが配達する場合もあるが、軽いものだと日本郵便が委託されていやっている。今回は日本郵便らしい。ただ、再配達に関してはFedExのカスタマーサービスに電話しなければならない。一般にナビダイヤルでぽちぽち自動音声で押して登録するものが普及しているがコールセンターの人と話をしなくてはならない。自分で買ったものなら電話するのも苦ではないが、中身がなんだかわからないものに関して電話するのは億劫である。せめて自動なら気が楽なのにと思ってしまう。

そもそも宅配の再配達問題などお互い大変だと思っているので佐川やヤマトなど事前通知のシステムがあるものに関しては登録をしている。日付指定ではないネット通販などのお届けものも受け取りの時間指定ができるので、受け取り側も配達側もWIN-WINだと思う。

ITの会社でサポートに勤めているが、お客さんは困ったら電話してくる。でもいちいち問い合わせるのは嫌な行為だと思う。そもそも困りたくない。そう考えると、佐川やヤマトの事前通知のサービスは困らないし、ヤマトだと宅配ボックスの指定もできるしいいと思う。

どこの配送業者も業務内容は変わらないし、人では不足している。お互い競争して差別化するためにサービスを組んできたんだと思うが、荷物を届けるというサービスを効率良く提供して稼ぐためにも事前通知のサービスや再配達、そもそも集荷など共通的なものはクラウドも流行ってるんだから共通システムで運用してはどうだろうか。

裏側の宅配ボックスの設置利用も含めてソフトウェアで管理を定義して提供すれば、面倒ごとはだいたい片付けられるのではないかと思う。

外部からも参入しやすくなってしまうかもしれないが、あまり肩肘ばっかり張ってると人がいなくて困ったまま自滅してしまうのではないかと余計なことを言いたくもなる。

そこまで思いついたんだから自分でやってみようかと考えては見た。

だが、これを実現するためには規模の経済が必要である。システム導入費用、運用費、サービス向上のための開発費。。。まず現存する佐川やヤマトのシステムが下敷きにあってできると話は早い。それを1からやったとしてどこが使ってくれるのだろうか。それに一社だけ完璧なサービスがあってもFedExのケースは救えない。

さらにいうと、なぜ私がやるんだろうっていう疑問がある。どこの配送会社も見向きはしないだろう。

業界団体で共通化できるところはやるように話し合ってもらいたいなぁと思う。

なぜそこまで言うかというと、いつも届けてもらってる配達の人たちが大変そうだから。いい人なんですよ。無愛想なおっさんだったのが夜遅くに届けてもらった時にビールあげたら年明けは年始の挨拶もしてくれてやっぱり働いているのは人間だし、人間ができる範囲でやれることをやらないと回っていかないと思うんです。

必要なことをなにかで抽象化したり冗長化したりして、裏側を柔軟にしていくことで人の社会ってよりよくなると私は思うので、そんなソフトウェアのソリューションできたりしないですかね。

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