甲南大学 2025年度入試の変更点
甲南大学が2025年度の大学入試でいくつか変更点をあげています。中にはかなり大きな変更もあるので、興味のある方は確かめておきましょう。
1 試験日
これまでは2月1日から始まっていた一般入試が1月の末からに変更になります。同じく2月から始まる関関同立の一般入試とのかぶりを避けたでしょうか。合格発表はこれまで通り15日となっています。
また、中期日程も2月17日になっています。今までは前期合格発表より前に試験があったため、2025年度からは前期試験の合否を確認してから受験が可能、すなわち不合格ならすぐにリベンジができるということになります。
おそらく、年内で受験が終了する人が多い情勢に合わせた、大学の配慮なのではないかと思われます。
2 試験方式
これが一番大きな変化かと思いますが、甲南大学は公式で外国語の試験をすべてマークシート方式にすると明言しています。産近甲龍の中で唯一記述を採用していた甲南大学の伝統を覆すものだと認識しています。オールマークは外国語のみ告知されていますが、おそらく国語や社会も同様にマーク式になるものと考えられます。公式発表を待ちましょう。
英語の試験方式
全学部共通全問マークに変更、試験時間は80分から70分に縮小
また、中期試験では理系は数理の2科目となり、英語を必要としなくなったことも大きいのではないでしょうか。私立理系志望者にとっては、中期を甲南にかけてみる生徒が増えそうな気がします。
一方で、英語が得意な受験生のために、英語の外部試験のスコアを利用する方式も用意されています。甲南に限りませんが、外部試験の比重が増しているように思います。英検のCSEスコアには、これからはよりこだわっていかなくてはならないかもですね。
3 公募推薦で教科科目枠が増加
これまで公募推薦にあった面接型を廃止し、それらが教科科目に統合されたことで、募集人員が増加しました。
関関同立志望者が滑り止めとして受ける意味合いも強くなっていたので、得意科目で勝負しようとする受験生にとっては朗報です。おそらく、一般入試を第一に考えている生徒を、公募で確保しておこうという意図ではないでしょうか。
まだ変更1年目ということもあるので、そこまでの大きな倍率インフレが起きるとも思えないので、2025年度入試は結構チャンスかと思います。
4 理工学部の推薦入試方法が増加
理工学部では公募推薦入試で新たに、探究活動評価型と女子特別推薦型が加わりました。探究学習の評価、女子枠の増加を理工学部では図るようです。
5 まとめ
受験生にとってはハードルが高いとも思われがちな甲南大学が、少しずつ易しくなってきたように見えます。産近甲龍の中では募集人員が最も少ない大学でもあるので、倍率だけで見ると増加しそうな気がします。激しい競争に勝ち抜くためにも、できるだけ早いうちから入試に臨める学力と精神力を身に付けていきましょう!!
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