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【大学入試対策】日本史千本ノック Part.24

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

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問題
✅第1問
日本での主要エネルギーについて述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(センター2011・本)
1 明治時代の大阪紡績会社などでは、蒸気力が工場の主要な動力であっ
  た。
2 第一次世界大戦期に、猪苗代の火力発電所から長距離送電が始まった。
3 第二次世界大戦期に、発電用動力として原子力が使われるようになっ
  た。
4 イラクがクウェートに侵攻した結果、日本でも第二次石油危機が起こっ
  た。


✅第2問
衆議院議員選挙に関して述べた次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(駿台模試)
1 最初の普通選挙が行われ、無産政党が8議席を得た。
2 総選挙の結果、勝利した護憲三派が内閣を組織した。
3 内務大臣品川弥二郎が、激しい選挙干渉を行った。


✅第3問
「憲政の常道」期の政策や出来事について述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(京都外大)
1 加藤高明内閣時に治安維持法が改正され、最高刑は死刑とされた。
2 金融恐慌が発生し、収束させられなかった犬養毅内閣が総辞職した。
3 北伐が展開されるなかで、田中義一内閣は山東出兵を断行した。
4 浜口雄幸内閣は、不戦条約の締結を非難されて総辞職した。







解答
✅第1問
正解 1
解説

火力発電所を水力発電所に直せば正しくなります。


原子力がエネルギーとして用いられたのは、戦後の高度経済成長期のころです。東海村の日本原子力研究所が1963年に初めて原子力のエネルギー化に成功しています。


第二次石油危機のきっかけはイラン革命です。


✅第2問
正解 3→2→1
解説

品川弥二郎による選挙干渉は、国会開設まもない明治時代の初期議会の最中に起こった出来事です。


護憲三派は、清浦奎吾内閣の打倒をかかげた、第二次護憲運動の中心政党である、立憲政友会・憲政会・革新俱楽部をさします。


2の出来事のあと、憲政会加藤高明内閣が組閣されました。彼は1925年に普通選挙法を公布し、25歳以上の男性に選挙権を与え、納税に関する条件を撤廃しました。
1は、この普通選挙法ではじめて実施された衆議院議員選挙の結果について述べたものです。


✅第3問
正解 3
解説
そもそも入試日本史でいう「憲政の常道」とは加藤高明内閣~犬養毅内閣のにかけて確立されていた、立憲政友会・立憲民政党が交互に組閣する政党政治の慣例を表現したものです。

加藤高明内閣は治安維持法を制定したのみで、治安維持法の改正は田中義一内閣の時に行われました。


犬養毅を若槻礼次郎に改めると正文になります。


浜口雄幸内閣は、ロンドン海軍軍縮条約の締結を批判されました。



ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。


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