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ゴーストライター

こんにちは。
いつもお読みくださりありがとうございます。


今日の記事は、現役・元・エホバの証人(JW) 又、この組織の内部事情に詳しい方には 特に理解されると思われる あるある? 我が家の暴露? のお話になってしまうかも…です。(._.)
よろしくお願いします。



私がまだ、エホバの証人(JW)2世として活動していた時、週3日の集会の中の 木曜日 (私がいた会衆) にあり、宣教(奉仕)のための訓練とされる『神権宣教学校』の「割り当て」というもの。

だいたい、2か月に1度のペースでその「割り当て」が、会衆の成員 (※神権宣教学校の入校者) 一人一人に回ってくるのだが、コレが私は苦手で 毎回頭を悩ますものだった。

小学生の頃は そんな、2人での対話形式の5分間の割り当て(講話)を作れるはずもなく、いつも母に作成してもらった「割り当て」の原稿をただ、棒読み。

中高生になると、自分で考えろ と母に促され、とりあえず作成してはみるものの、
それ以前に私は  JWとしての信仰心、また 教理や知識が無いので、この「割り当て」のあらかじめ決められた 主題 に沿って作るためには、様々なJWの文書から資料をかき集め、読み漁って、まず知識を得てからでないと 割り当て(講話)を作成する事が出来ない。

そうして試行錯誤しながらようやく出来上がった「割り当て」を母に見直ししてもらうのだが、もちろん✘NG!

母は、完璧主義で とにかく世間体第一の人なので、私が作成する そんな下手くそで恥晒しになるような「割り当て」にダメ出しする。

完璧なもの (母の基準) でないと納得しない母は、最終的には私の「割り当て」を作っていた。記憶は曖昧だが、たぶん高校生くらいまでは…



まぁ〜…… 
コレ、「学生」にとっては 結構 ”酷“ なもので。
きっと、私だけじゃないと思う。

テスト期間中 (中間・期末) でも関係なく、この「割り当て」が 当たり前のように 入校者に順番で回ってくる。

テスト前の勉強より、「割り当て」の作成や練習に費やす時間の方がはるかに多い。


そして、夜7時から約2時間の集会にも必然的に出席し、順番が来ると ステージに上がり、大勢の会衆の成員 (※JW信者) の面前で 緊張の5分間の「割り当て」を果たさなければならない。

そして集会後は、その果たした「割り当て」について、「学校の監督」とされる長老などの教え手から 感想や助言、そして与えられた課題に沿って出来たかを 採点 (良・改・努) される。


自分的には、テスト期間中でありながらも そうとう努力して頑張ったつもりなのに、監督から渡される 採点のカードに「努」が付けられると、これが結構ヘコむんだよね。。。(T_T)






そして、父の「割り当て」も。

私と同じく、父が作成する下手くそな「割り当て」にも もちろん母はダメ出し。
そして結局は、父の「割り当て」も ほぼほぼ母が作成。

なので、母は 家族全員の「割り当て」を作成する ゴーストライター。



父が「奉仕のしもべ」になって、会衆で扱うプログラムも徐々に増え、神権宣教学校の話、群れの書籍研究の司会、日曜日の公開講演など……

日中、父は仕事をしているので、そんな多くの「割り当て」を準備する時間も限られ、ゆっくり休む時間も無く、いつも机に向かっては JWの文書とにらめっこ。

なので、やはりここでも ゴーストライターの出番。


父が行なう公開講演 ≒ 母の公開講演






………………………… (;一_一)








━━━━(゚∀゚)━━━━!!







私がJWを脱退して、20年もの時が過ぎ…


母は、現役ゴーストライター なんだろうか……

今はどうなのか…… 知りません。。。






最後までお読みいただき いつもありがとうございます。


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