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本題その⑥ 母のひそかな楽しみ(前編)

こんにちは。

いつもお読みくださりありがとうございます。


私の、高齢な両親は「エホバの証人」歴 40年超の現役信者ですが、それはまだ、信者になる前でエホバの証人という名前すら知らなかった時の事……
ある日、家のチャイムが鳴り「無料で姓名判断をしている」という一人の女性が来た。

するとその女性は、私の母に
「子どもさんはよく怪我をされますよね?」
と言い、それは “名前” に出ているのだと言う。
ドンピシャだった女性の言葉に大変驚いた母は、身を乗り出して
「そうなんです!!」と返答した。
続いてその女性は
「今持っているハンコを見せてください」
と言われ、そして母は家にあるすべてのハンコを持って、玄関で待つ女性に渡した。
するとその女性は、このハンコが欠けているからだと言い、その女性が知る良いハンコを購入するよう母に勧めた。
母は何の疑いもなく、一本7〜8万もする象牙のハンコ 実印、認印など、計7本をその女性に注文し、ウン十万円という代金を支払った。


この出来事を、私が今振り返れば、これは霊感商法、印鑑商法、開運商法などと言われるものに当てはまるような気がするのだが、私の母はこの女性の話す言葉を完全に信用しきっていたように思う。

このハンコをたくさん押して使えば、名前の画数が悪くても良い方向に改善される、と言われた母は、スーパーのチラシの裏面に、端から綺麗に並べて必死にたくさんのハンコを押していた。
学校から帰った私は、そんな母を見たとき、ドン引きしたのを今でもよく覚えている。



これまで母は、家に来る訪問販売員の、新聞、ミシン、健康食品、高額な布団、障がい者のための寄付など、断ることなくすべて買ったり、契約したりしている。きっと、エホバの証人という「宗教」もそんな流れで信者となったのだろう。
言うなれば、騙されやすい人 である。

話は元に戻りますが、
当時、そんな私の母は、その女性にしてもらった「姓名判断」によるドンピシャの言葉に、かなり心が動いたようだ。

その「姓名判断」とは、占いの部類なのか、何か宗教に関係するものなのか、単なるエンターテイメントなのか、私にはよくわからないが、“エホバの証人の教理” として忌むべきものとされる、占星術、心霊術、風水、タロットカード、運勢判断などの部類に含まれる? (私の解釈です。間違っていたらJW現役の方教えて下さい(*_*;) ような気もします。

もちろん今では、私の母、そして父も共に古株の現役エホバの証人(JW)であり、そんな「姓名判断」などに、もはや関心も無い··········




と、






言いたい·······







ところですが········· それが·········








そうでもない··········






\(◎o◎)/!!



続きはまた次回に書きたいと思います。

最後までお読みいただき、いつもありがとうございます。

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