見出し画像

【留学・海外出張】直前準備まとめ@アイルランド (3ヶ月)

Hello!

この記事では,アイルランドの首都ダブリンへの海外出張に向けて,私が行った準備事項をまとめました。今後も海外出張の機会が多そうなので,自分への備忘メモとして記録を残すことにします。あくまで自分用ではありますが,初めて留学・海外出張する方の役に立つ内容もあるかもしれないと思い,noteで公開することにしました。

ちなみに,ダブリン滞在中に見舞われた種々のトラブルと対応については,別記事にまとめていますので,そちらも併せてご覧ください!


筆者の海外出張基本情報

滞在国:アイルランド (ダブリン)
滞在期間:3ヶ月 (2021.10.31~2022.01.29)
滞在目的:在外研究 (visiting research fellowとして滞在)
滞在先大学:Trinity College Dublin



新型コロナウイルスへの対応

最も注意すべきは,刻一刻と変化する新型コロナ対応です。滞在先の事務スタッフからも,以下のように口酸っぱく言われました。

You just need to keep yourself informed by keeping an eye on the guidelines issued by the Irish/ Japanese Department of Foreign Affairs and don’t make any assumptions.
※太字は筆者による。

私の方で準備したのは,以下の書類です。アイルランド政府の「Traveling to Ireland」を参考にしました。

新型コロナワクチン接種証明書:自治体で発行してもらう。

PCR検査結果:日曜のフライトだったので,土曜日に検査して結果を即日発行してくれる病院を探すのが大変でした…。唾液ではなく鼻咽頭 (swab) 検査の方が念のため良いかなぁと思い,私は新宿ホームクリニックさんにお願いしました (要事前予約)。

COVID-19 Passenger Locator Form:入国前に記載するオンラインフォーム。電話番号の記載欄があるが,ひとまず日本の番号を入れて,現地でSIMを購入した後に修正の連絡をしました。

※2021.10.30現在の情報です。状況が変わる可能性があるので,必ずご自身で確認してください!



入国時に必要な書類の準備

一般的に必要になる書類はこちらのページを参考に準備を進めました。

私の場合,滞在期間が90日を超えないようにしたので,ビザ申請は不要でした (それでも,念のため滞在先の大学の先生にはletterを書いてもらいました)。ビザの要不要については,以下のサイトで確認しました。

※ただ,このサイトは古いそうで,新しいウェブサイトへの誘導があります。ビザ要不要についての記載はかえって見にくくなった気がしますが…。

また,念のため日本外務省の「たびレジ」にも登録しました。

それから,滞在先の大学から準備するように言われたので,渡航証明 (犯罪経歴証明書) も申請して取得しました (初めて警視庁に行きました…)。



海外保険

海外旅行保険比較サイトを見ながらあれこれ思案しましたが,結果的に,エポスカードに付帯している海外旅行傷害保険と,現在の所属大学の方で加入している保険 (学研災) があれば十分かなということで,特に新規加入はしませんでした (コロナ対策と歯科特約があれば加入したでしょうけれど…)。

今後の海外出張で加入を検討するとしたら,以下が候補かなぁと思います。

東京海上日動
日新火災海上保険
AIG損保
たびとも

ちなみに,主な保険会社の新型コロナウイルス関連情報はこちらに便利なまとめがあります。



海外キャッシングの手配

クレジットカードの海外キャッシングを増額申請しておきました。以前,留学準備の際にVisaカードとMasterカードを2枚ずつ作っていたので,それぞれ利用可能額を確認して,必要に応じて増額申請していきました (いろんな事情で枚数が増えました(笑)。結局,この留学は新型コロナのために延期⇒中止になってしまいましたが…)。

海外キャッシングは,街中のATMでできるようです。

アイルランドではかなりクレジットカードが使えるお店が多く,日本よりも手軽に使える印象です (念のためPINコード=暗証番号は確認しておきましょう)。タクシーは現金の方が良い場合もあるらしいので,乗車時に確認した方が良いかも。

デビットカードもあると便利だと聞いてはいましたが,今回は時間もなく断念。



スマートフォン,SIMカード

自分のスマホを持参して,現地でSIMカードを購入して差し替える方法を採ることにしました。VodaphoneやThreeといった会社が有名のようですが,滞在2日目にThreeの店頭に行って,前払いプラン (20€/28日) を購入しました。 

私はソフトバンクユーザーだったのですが,以下の手続き・設定も必要でした。なお,SIMカード交換には,スマホ購入時に附属しているピンを持参するのがおすすめです (iPhoneの場合。細長い針でできまずが…)。

ソフトバンクのSIM解除 (ネット上でできる)
SIMロック解除の手続き方法
データローミングをオフに



現地の情報収集

現地でのコミュニティ探しなどは,MixBを利用する人も多いようです。かの有名な「地球の歩き方」でもかなり情報が得られます。

私の場合,たまたま現地で観光ガイド・通訳をなさっている山下直子さんとお知り合いになったので,渡航前に現地のことについていろいろと教えていただくことができました。

教えていただいた情報は,たとえば以下のようなものです。

マスク着用について
室内や人の多い場所ではマスク着用が一般的。日本の普通のマスクでもOK。

■交通機関の利用について
路面電車 (Luas) やバス (2階建て市バス) が一般的。市内なら徒歩の場合が多い。Leap cardを購入しておくと便利。

■お店の営業時間など
スーパーは18時頃に閉まることが多い。コンビニCentraは22時頃に閉まる。Asia Marketもあり,梅干しや納豆,お米が買える。お寿司はけっこうおいしい。ラーメンは今一歩…。

■チップの目安
レストランやタクシーでは,レシートを見て10%程上乗せして払うことが多い。クレジットカードで払う際にいくら払うかを伝える。サービスチャージが既に含まれている場合にはチップは不要。

公共交通機関で使えるLeap cardですが,私は空港からバスターミナルに向かう途中にあるコンビニで購入しました (5€のデポジットと20€の課金で25€支払い)。路面電車では乗車時と降車時にタッチしますが,バスの場合行き先を運転手に告げて乗車時にタッチします。



持ち物まとめ

最終的に持って行った荷物は以下の通りです。

スーツケースリュックサコッシュ

1週間分の衣類,タオル類:ヨーロッパの冬は寒かろうということで,ヒートテックを購入 (上7枚,下3枚,靴下7枚)。ダブリンの冬は比較的暖かい (東京の冬と同程度で雪も滅多に降らない) とのことでしたが,ヒートテックあって良かった…と滞在初日に思いました。防寒着はしっかりめに持参して損はないです。雨もよく降るので,折り畳み傘や,撥水加工のあるフード付きのアウターがあると良いです。ハンドタオルやバスタオルも持参しました。

スーツ:念のため持参した感じです。ドレスコードのある場に行くこともあるかも…と思ったので。

変換プラグ,変圧器,延長コード:アイルランドの電圧は220Vで,コンセントプラグはBFタイプです。私の場合,変圧器に加えて,延長コードっぽい変換プラグを2本と,USBタコ足配線タップを2本持っていきました。

常備薬,マスク:けっこう体調崩しやすいので,一通り常備薬は持っていきました。鎮痛剤・頭痛薬,風邪薬,胃腸薬,アレルギー薬,吸引薬 (喘息発作用),かゆみ止めクリーム,保湿薬,点眼薬,点鼻薬,喉スプレー,歯ブラシ・歯磨き粉・舌ブラシ,モンダミン,洗顔フォーム,etc.

その他生活に必要なもの:爪切り,耳かき,眉ハサミ,髭剃り,箸なども持参しました。あって便利だなぁと思ったのは,便座シート,室内履きスリッパ,水筒充電バッテリーあたりです。スマホのSIMカード差し替えのためのピンも持参しました。完全に嗜好品?ですが,マッサージ器具も持って行って良かったです (100均で買った竹踏みとか)。

日本食:Asia Marketがあるとはいえ,一応いくつか持っていくことに。アイルランドの持込制限食品を確認しつつ,以下のものを持参しました。個人的に,鍋の素系と,柚子胡椒はかなり重宝しました。その他,ほうじ茶や緑茶,飴やガムなど嗜好品を持ち込む人も多いそうです。

画像1

現地の同僚へのお土産:お菓子系と,ポストカードや文具系のものを持参しました。チョコレート系のお菓子はけっこう喜んでもらえるみたいです。折り鶴などを折ってプレゼントするのも良いかも。

画像2

画像3

仕事道具:当たり前ですが。私は自分のPC,デュアルモニター,iPad,ポストイット,メモ帳,仕事で使う本 (PDF化できなかったもの),HDMIケーブル,外付HDDなどを持参しました。在宅勤務もあったので,デュアルモニターは結構重宝しました。


アイルランドの映画・小説など

まだ全然観たり読んだりできていませんが,以下のような作品に触れておくと,現地滞在がさらに楽しくなると思います (これから観る予定…笑)。

ダブリンの街角で (Once)


ジェイムズ・ジョイス『ダブリナーズ』(Dubliners, by James Joyce)


サリー・ルーニーの小説 (Sally Rooney):邦訳されている『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』(Conversations with friends),テレビドラマ化された『ふつうの人々」(Normal people) を押さえておくことを勧めてもらいました。まだ読めてないけど…。

サリー・ルーニーはトリニティ・カレッジ出身の作家で,世界的にも注目を集めています。最近だと,著作のヘブライ語翻訳を巡る話題もメディアで取り上げられています。


サンドラの小さな家 (Herself)

アイルランドの住宅問題はかなり深刻で,学生の賃貸住居や寮などの設備も不足しているそうです。大学生が家が見つからないために入学辞退したり,ホテル暮らしを余儀なくさせられている場合も…。

たしかに,私も家探しはかなり苦労しました…。



終わりに

個人的な備忘メモなので全然誰の役にも立たないかもしれませんが,ひとまず自分の経験をまとめてみました。どなたかの参考になれば,とっても嬉しく思います!

もしダブリンに留学・出張する方で相談をご希望の方がいたら,直接コンタクトを取っていただければと思います。私のメールアドレスはネットを探せば見つかります(笑)。Twitter ( @hagiharahiro ) からコンタクトを取っていただいてもOKです。

レスポンスがない場合は,うまく届いていないか,忙し過ぎてメールが埋もれてしまっているかのどちらかだと思います。恐れ入りますが,その場合はリマインドください…!

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?