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【号外3】ひと・町つながるシリーズ

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ひとや町がコーヒーを介しつながっていく、創造のブレンドコーナーです。売上の一部を関わりのある地域や子どもたちに寄付をいたします。
運営しているクリエイター

#神戸市灘区

ひと、町、伝統。鳥取県日南町の木炭100%で焙煎する「つながるブレンド」発売。

鳥取県日南町の木炭 以前書かせていただいた「鳥取県日南町の大宮炭」を取り扱い始めた理由。それは、わたしの母の出身地であり、わたしのルーツの50%がこの町だと言う、小さな糸口からだった。町役場を訪れ、炭があることを初めてしり、そしてテスト的に使い始めた、そんな緩やかなはじまりだった。 → はじまりの記事はこちら  → 第2の故郷について詳しくはこちら かつて、たたら製鉄で栄えた町、日南町。火付きがよく高温になる炭は、この町の製鉄産業には欠かせないものだった。しかし時代とともに

「摩耶ブレンド」とアイデンティティ

私たちは、昭和3年(1928年)に、和田市場(現:JR灘駅・北側)で創業した。 当初は、「萩原商店」として、市場の一角で缶詰や穀物などと共に、コーヒー豆を販売していた。(萩原珈琲の歴史 http://www.hagihara-coffee.com/ ) 店構えは、市場の一商店。小さいながらに、ずっと「上」を向いていた。 1961年に現所在地(神戸市灘区城内通)へ移動し、萩原珈琲株式会社を設立。やはりこの時から現在までも、90年間ずっと私たちは「上」を向いている。 和田市場

灘のおやじが集った日。灘のおやじブレンド。

灘区役所まちづくり課の企画「灘オヤジラボ」。 地域活動に興味はあるが、なかなか一歩が踏み出せない。そんなシャイなおやじの皆様 (以後、おやじ達) と共に、「産業を知る」という講義を開催。 タイトル「産業を知る」を概ね無視し、自社のことはかなり控えめに。 準備段階で、講義の主旨を自分なりに勝手に決めていた。 ①:おやじ達を「動かす」。 ②:その為に、シャイなおやじ達を「小学生」に戻す。 ③:「淹れる」講座よりは「作る」講座。 ④:できたものを「使う」。 自分のわがままな依頼

山上と麓の2点の中間、MAYA KANKO HOTEL。

一枚の写真を入手した。かなり昔の写真のようで、印象深い女性がこちらを向いて笑いかけている。ホテルのテラスでの一枚ようだ。幼少期にこのホテルの横を通った記憶がかすかにあるような、ないような。そして突然、妄想の世界が始まった。 かつてそこに、人がいた。 時代とともに栄華と衰退、復活を繰り返し、廃墟となった今、日常だった空間が非日常の世界に生まれ変わる。 独得の華やかな香りから、ふと懐かしさを感じる。飲み終わった後のいつまでも続く余韻が、廃墟となった今も、地元の人々に愛されてい