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【棚番号2】 企画・イベント

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期間限定コーヒーや企画。イベント出展などの記録のための本棚。 企画ができた背景、企画の楽しみ方など。イベント情報や、出展の感想などを記録しています。
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#イベント

老舗珈琲屋さんのちょこっとしたラブ。バレンタインの物語2021 コンセプト裏話

行きつけの喫茶店。 そこで過ごす時間が好きだし、店主と話をすることが一番の楽しみだったりする。だけど、今日はちょっとドキドキ。そう、2月14日、バレンタインデーだ。 日々の生活のルーティンの中にある喫茶店。特に今日が特別という意図もなく、店に入る。偶然、今は他に客がいない。この特別な日取りと、二人きりという感覚が、少し気まずい空気を生み始める。 店主は、いつもと変わらない口調で話かけてくる。 どうやら気にしているのは自分だけで、大したことではなさそうだ。コーヒーが出てきた

プレゼン次第。あなたの希望かなえます。摩耶山掬星台でアウトドア会議。

新型コロナ感染症の拡大にともない、急速にリモートワークやテレワークが普及しつつある。同時に、会議もリモート化が加速し、私たちも「会議室」を使用することがほとんどなくなった。でも、やっぱり膝を付き合わせて、話し合いたいよね。微妙なニュアンスを感じとりたいよね。って、常日頃考えていた。 そんなときに、摩耶山再生の会のWork702事業が始まることを知った。事業内容の1つ、キャンピングオフィスは、神戸市灘区に位置する地元の山、摩耶山上、掬星台を広大なオフィスと見立てた、屋外オフィ

敬老の日の贈り物。「また、でんわするね。むかしばなし、たのしみです。」

父が67歳になった。そろそろ敬老の日に孫に敬われる年なのかな? 大人になってから、ほとんどなくなった父との会話。顔は会わすのだけれど、話をすると喧嘩になることもしばしば。別に、嫌だとかそんなもんじゃなくて、うまく表現できない関係性がある。 なぁ、親父と普段話しとぉ? いや、あんま話せえへんで。 やっぱそうやんなぁ…。 こんな他愛もない話を友人と交わし、みんな似てるのかなぁと思う。 生まれも育ちも同じ町で育った父と私。最近は、地域の仕事も多くなってきて、この町がどんな町

遊ぶ。交わる。観察する。「父の日のかんさつ日記」始まります。

僕の日記 「こだわりの強い父は、ひみつ基地(書斎)でコーヒーを淹れます。右手にポット、机に左肘(ひじ)をついて。窮屈そうに脇を閉め、ドリッパーにぐっと顔を近づけている父は、まるでコーヒーに話しかけているかのようです。声をかけても、返事もないし、コーヒーから視線をそらすこともありません。そんな父の淹れるコーヒーは、見た目からは想像もつかないほど、『爽やかであっさりとした、飲みやすいコーヒー』です。どんな豆を淹れているのか尋ねると、『グアテマラだ』と教えてくれました。」 父の

灘のおやじが集った日。灘のおやじブレンド。

灘区役所まちづくり課の企画「灘オヤジラボ」。 地域活動に興味はあるが、なかなか一歩が踏み出せない。そんなシャイなおやじの皆様 (以後、おやじ達) と共に、「産業を知る」という講義を開催。 タイトル「産業を知る」を概ね無視し、自社のことはかなり控えめに。 準備段階で、講義の主旨を自分なりに勝手に決めていた。 ①:おやじ達を「動かす」。 ②:その為に、シャイなおやじ達を「小学生」に戻す。 ③:「淹れる」講座よりは「作る」講座。 ④:できたものを「使う」。 自分のわがままな依頼

晩春。初夏の陽気に迫られて…。

3月16日から発売されていた「春のブレンド」も、今週一杯で終了。 春といえば、桜が真っ先に思い浮かぶが、それだけじゃないよね。 むしろ、寒さから解放され、温かくなるってくると、気分が上がってくるじゃないか! そんな、気分を「表現しよう」と持ち上がった今年のスプリングブレンド。春の陽気を「弾む!」と位置づけ社内ワークショップを開催。 デザインの選考は、「まさか、まさか」の、製造部アイデアを採用。 「弾む」気持ちを、JAZZのレコードジャケット風にできないかな? そんな発想から