カメラの設定について

カメラは色んな機能があって、どう設定したら良いか分からないことがしばしばあります。僕なりにどんな時にどう設定してるかまとめてみます。厳密には間違っていることがあるかもしれませんがご容赦ください。


カメラの主な設定

何を変えたらどう変化するか

チートシート
引用:ICHIGAN PHOTO

カメラは基本的に絞り(F値)、シャッタースピード、ISO値を状況に応じて変化させて写真をとります。上の画像がめちゃくちゃ分かりやすいので参考にしてください。詳しい説明は後述します。

シャッタースピード(SS)

カメラのシャッターが開いている時間の長さを示します。

シャッタースピード速い(1/1000秒など):動いてるものをしっかり撮れる、手振れしにくい。光を取り込む時間が短いので暗くなってしまう場合も。

シャッタースピードが襲い(1/30秒など):動いているものはブレる、手振れもする、カメラを固定して動かないものを撮るなら大丈夫。光を取り込む時間が長いので暗い場所でも上手く撮れることがある。

F値(絞り)

レンズの中には絞りと言われるシャッターみたいなものが付いていて、これを調整することでどれくらい光を通すか調整できます

F値小さい:光が多く入る、インスタとかで見る背景がボケている写真はF値が小さい。

F値が大きい:光があまり入らない、背景があまりボケない、風景を撮る時に向いている。

ISO

カメラのセンサーがどれだけ光に反応するかを調整する

ISO値高い(800〜):暗い場所でも手ブレせずに撮れる、ISOを上げすぎるとノイズが出てガビガビになる。機種によってはどれだけISOを上げても大丈夫な機種もある。

ISO値低い(80〜800):低ければ低いほどあまり光は取り込めないけど画質は良くなる。

露出補正

まず露出は撮影される写真の明るさと暗さの度合いのことを言います。適正露出とはカメラが判断したベストな露出のことです。そこから明るく、暗くしたりしてくれとカメラに命令するのが露出補正です。この機能を使いこなせるととても便利です。

測光モード(番外編)

カメラのセンサーがどうやって光を測るかを設定できます。基本的にはマルチパターン測光で大丈夫です。↓のページに詳しく書いています
参考:https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/18/01.html

フォーカスエリア(番外編)

オートフォーカスで撮影するときのフォーカス枠の種類を設定します。基本的にはワイドとかマルチで良いです。↓のページに詳しく書いています
参考:https://support.d-imaging.sony.co.jp/support/ilc/autofocus/ilce7sm3/ja/01.php


ホワイトバランス(番外編)

白を正しく写すために調整します。基本的には自動で大丈夫ですが、暖かい雰囲気にしたい、冷たい雰囲気にしたい時は弄ります。僕はカメラ側では自動にすることがほとんどです、Lightroomで弄るくらいです。

モードについて

説明書を見てみよう

自分のカメラの説明書を見てみると良いかもしれません。機種名をググれば出てくるはずです。長いので読む気にならないかもしれませんが撮影モードのとこだけでも読んでみてください。

Pモード(プログラムモード)

シャッタースピード、F値、ISO値をカメラが自動的に良い感じにしてくれます。ISO値だけ自分で弄れる場合があります。室内ではISOを少し高めに、屋外で晴れてる時は低め、曇りの時はちょい高めにすると上手く撮れます。露出補正機能が有効になり、これくらいの明るさで設定を良い感じにしてくれとカメラに命令できます。

Aモード(絞り優先モード)

F値を自分で決め、露出補正機能を使ってこれくらいの明るさになるようにシャッタースピードとISO値を決めてくれと命令できます。ISO値は自分で弄ることもできます。

Sモード(シャッター速度優先モード)

シャッタースピードを自分で決め、露出補正機能を使ってこれくらいの明るさになるようにF値とISO値を決めてくれと命令できます。ISO値は自分で弄ることもできます。僕はあまり使った記憶がありません。

Mモード(マニュアルモード)

F値、シャッタースピード、ISO値を全部自分で決めます。カメラの自動設定が気に入らない時にたまに使います。

設定例

僕がどんな状況でどんな設定をしてるか紹介します

屋外・スナップ(晴れ)

※スナップ写真:人物などの被写体を、自然な形や雰囲気のなかで早撮りした写真
モード:Pモード
ISO:80〜400(晴れ具合によって変える)
晴れている時は上手く撮れます。露出補正は編集をしないなら+1/3で撮ることが多いです。編集前提でRAWで撮るときは±0で撮ります。

屋外・スナップ(曇り・夕方)

モード:Pモード
ISO:200〜800
曇りの日や、日が暮れてきた時は光量が足りなくなって、ISOが低いとシャッタースピードが遅くなってブレてしまいます。RAWで撮る際に特に有効なのが露出補正を-2/3くらいにするとシャッタースピードが上がります。暗く撮った写真でも編集ソフトで違和感無く明るくできます。

背景をボカしたいとき

モード:Aモード
ISO:200~800
F値:最小値
人物やモノを撮るとき、背景をぼかしたいことが多いのでAモード(絞り優先)モードにして一番低いF値に設定します。ISOはカメラが決めたシャッタースピードの様子を見ながらなるべく低く設定します。1/60までなら被写体が止まっていれば大丈夫です。

室内・夜(フラッシュ無)

モード:Aモード
ISO:800~
F値:最小値
F値を一番小さくしてISO値を高めに設定します。シャッタースピードはどうしても遅く設定されてしまうのでノイズがギリギリ出ない限界までISO値を上げましょう。画質と手ブレの妥協点を見つけて室内はこのISO値で撮ろうと決めておくと良いと思います。室内はライトがあるので良い具合になるように露出補正をしてください。ミスると爆発してるみたいになります。脇をしっかり閉めて写真を撮ると手ブレを抑えられます。

室内・夜(フラッシュ有)

モード:Mモード
ISO:800~1600
シャッタースピード:125
F値:8.0
焦点距離:3m(最近はオートフォーカスにすることが多い)
写るんですとほぼ同じ設定にして撮っています。フラッシュの強度はオートが多いです。編集しないJPEGも良いですが編集すると超良い感じになります。一番好きな撮り方です。

カスタムセットに登録しよう

自分なりのお気に入りの設定が完成したら、次からもすぐに使えるようにカスタムセットに登録した方が良いです。登録方法は機種によって違うので頑張ってググって登録してください、、

その他の設定

カラー・色味

どんな色で写真を撮るか細かく設定できるカメラがほとんどなので、編集無しのJPEGで撮るなら絶対にカスタムすべきです。僕のお気に入りの設定はこんな感じです。フィルムっぽい荒めの写真が撮れます。

色味:薄め
コントラスト:高め
シャープネス:最小
ノイズリダクション:最小

僕はほとんどRAWで撮ってしまうのでカラーの設定は気にせず写真を撮っています。

おわりに

僕がどうやってカメラを設定しているか紹介しましたが、他にも色んな設定方法があるのでYouTubeを観たり、ググったりして研究してみてください。

更新履歴

2024/05/04 初版

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