萩城 慎太郎

[「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで ]の萩城 慎太郎です。 僕の記事はこ…

萩城 慎太郎

[「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで ]の萩城 慎太郎です。 僕の記事はこれまでの人生をもとに僕が最底辺に落ちるまでの実体験を小説風にまとめています。 僕のような同じ過ちを繰り返さないために、すべての個人、人の親に読んでいただきたいものです。

最近の記事

第三話 癒しの空間① 「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで

僕には癒しの空間があった。 僕の家の両隣には祖父祖母の自宅と、祖父祖母の友達夫婦の家があった。 「孫は目に入れても痛くない」とよく言われたもので、とても可愛がってもらえた。 幼稚園に入園した僕は祖父のスクーターの前にのって送り迎えをしてもらっていた。現代では簡単に警察に止められてしまうが、当時の取り締まりは緩かったため毎日こうやって家と幼稚園を行き来していた。 今日も祖父のスクーターに乗って秋の風を切りながら家路につくと祖父が言った。 祖父「さて、須藤さん(祖父の友

    • 第二話 躾 「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで

      僕には一つ下の弟がいる。弟も僕と同じく母の保育園に通っていた。 だから、保育園の通園は母と3人で車で通っていたけど、常に一緒だったわけじゃない… 保育園に着くなり、母は僕と弟をそれぞれの保育士さんに預けるが僕も弟もぐずる。 僕「やだーーーー!お母さんと一緒がいい!」 弟は言葉を発しないものの、ずっと泣き続けて母から離れようとしない。 当然だが子どもは親と離れたくない。 サバンナでどんなに強いライオンであっても親から離れることはない。小さい体では狩りができない。だか

      • 第一話 僕の家庭 「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで

        僕の家は多少裕福な家庭だったと記憶している。 父は1級建築士で国が関与する機関に勤めていた。母は茨城の田舎の出身で昔は遊び人だったが子ども好きだった彼女は私立保育園の保育士として働いていた。 今もそうだが、昔の保育士の給与はとても低く設定されていた。しかし、建築士である父の給与で多少裕福な暮らしがでいていたことを記憶している。 僕の生まれ育った故郷は茨城県水戸市だ。土地面積100坪に祖父母の家と僕の家があった。 のどかな土地である一方で、住所は駅ちかであったために少し

        • はじめに「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで

          こんにちは。はぎーです。 まずは、僕の記事を読んでいただき有難うございます。 この記事は僕が「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまでを実体験に基づき小説風にまとめたものです。 僕のような人間ができないために、すべての個人と、人の親に読んでいただきたい小説になっています。 今の僕ができるまで、僕自身の責任も大いにあります。ですが、幼少期~青年期のトラウマは大人になっても残るものです。 僕は、幸せを手に入れたいのに過去のトラウマに雁字搦めにされた事から失敗や会社か

        第三話 癒しの空間① 「借金 × 無職 × アル中」の僕ができるまで