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ハゲ小説#10 輪廻のおわり 03


なぜ悲しむ? また会えるのに・・・・・。


本来、死とは祝福すべきものであった。居間3の地球で繰り広げられるゲームを支配し、私欲を満たしたい闇の勢力により、気づかぬうちにそれが恐れの対象にすり替えられてしまった。それを恐れるあまり、世界平和・戦争反対などと心の内では意識しながら、違うところでは人を罵倒し、酷いときは心も体も傷つけ争う。誤解された恐れは消せば楽になるのだが・・・。

ほんの一瞬の別れ。それをこの世の終わりの如く悲しみ、深く沈みゆく。
あなたの泣く顔を見たい者がどこにいようか?あなたが泣いて喜ぶ者がどこにいようか?死してなお、あなたを咎める者がどこにいようか?あなたの愛するその亡き者は、空からあなたの泣く顔を見て微笑むと思うか? ひとときのエゴには浸っても、それを光に変えねばなるまい。

社会意識に染められ作られた世界。巧妙に上手く洗脳したな。と感心はするが、これも必然であったのだろう。いずれそれも崩壊する。
それぞれにベストなタイミングで訪れる死。それを経験し、ソースへ帰還する愛しき心たち。それをなぜ、悲しむ必要があろうか。”着ぐるみ”または”カー・ボディ”や”エーテルダブル”と言われる「肉体」が消えるだけ。
その視点を受け入れれば、闇がまたひとつ、光に反転するだろう。 

地球で古来より輪廻を繰り返してきた古い心は、見る者の心が痛むほど擦り切れている。幽界という作られたまやかしの天国は消え、真の天国へ。アストラルからソースへと通常の道を還れば、その心は洗われ、浄化される。
1憶数千年以上続いた、苦しみから解放されるのは間もなくだ。
銀河共和国ハゲ評議会は、憐みと共に愛と光の賛歌を奏でよう。

「ハゲ議長、この記事の見出し画像は一体??」

「ん?”心”を曼荼羅(マンダラ)で現したのだが?」

「”ちくわ”になってますよ!!」

「!?うわ!本当だ!間違えた!!・・・ま、まぁ一緒だ。ちくわも心も見通しが大切。広がった穴の向こう側に人間が何を見るか?それは気づきと可能性次第であろう。可能性は開かれている。ゲームから離脱する可能性も開かれた。最後まで気づかなかった平行世界では、天の川銀河系の星が全て消え失せたと聞く。星ひとつない暗闇。この地球がそうならぬよう、気づく者が増える事を願うのみだな。そしてネイチャーに近いおれ達は太陽と同じく、キッカケと希望は常に与え続けよう」


「輪廻はおわりますが、次の転生先を決めねばなりませんね」

「居間5の地球もいいかもしれんな」

「御冗談を。肉体がない地球には魅力がないでしょう」

「ふっ。おっぱいとまんまんへの執着は捨てねばならぬか・・・」

「それでは、このお気に入りにある妖しい動画は捨てておきますね」

「ちょっ!おまっ・・待て!まだそれは使う予定が!!」

気づくか?気づかないか?まだ知らないものにフォーカスせず、狭い世界の中だけで最後まで生きるか。偽りのフィルター越しでは知ろうとも思わないかもしれない。だが、知識だけでは限界があるだろう。可能性はどこまでも広がる。奇跡だったものが奇跡でなくなるとき、朝目覚めたら、昨日とは違う世界の光が差し込むだろう。あらゆる視点移動を。あらゆる可能性の追求を。可能性は思考を超える。その自由はまだ奪われていない。

そしてまだ「個」の本当の可能性に気づいていない。
ひとつの奇跡に満足することなく、常に次の光の目醒めを。

あなたが思う以上に、この世界は光と愛で包まれている。



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ハゲ小説#10 輪廻のおわり 01~03 完

※ケナーシ星人の視点なw


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