スッタモンダヴォーズ いまここ小力子
常に今ここ。
はるか彼方の天の川銀河系で。
花子は思い出していた。25年前、タオの助がカード集めを理由に他の惑星に旅立った日のことを。
💥💥💥
「信じらんない!孫もまだ小さいのに家族全員置いて出てくなんてっ!💢ちょっと!お母さんも何か言ってよ」
〔あなた、お父さんのこと、何も理解ってないのね〕
「?」
〔いつだったかお父さんにこう言われたわ。”己の中心を信じることすらせず、過去の思考ばかり見ている者は己の本当の顔すら観れない”って・・。自我じゃない真我ってね、花子の内側と目の前に広がっているものすべてなのよ〕
「ど・・どういう意味?」
〔意味は花子が付与する意味以外ないの。あのヒト”観ている世界に対して微笑んでいることができないのなら何かしらの観念を掴んでるってことだ”とも言ってたかも。不思議なのよね。その時、私もタオの助の言ってることがほとんど理解できなかったんだけど、なぜか今は理解るの。考えるのをやめたからかしら〕
「考えない・・って、病気になるんじゃないの??」
〔それも観念なのよ。思い込みってコワイわ。観念通り完璧に経験してるんだから〕
「現実化してるってこと??」
〔思考が現実化って、そもそも鏡の世界だと当たり前の実相なのよね。いつか花子も気づくわ。お父さんは花子のために出て行ったってこと、その中真にすべて在るってこと〕
「私のため・・?」
〔今の花子じゃ気づけないわ。聖心が観念に覆われたまま思念力でしか生きていないんだから〕
「気づけるの?」
〔さぁどうかしら?在るって意外と簡単そうで全く違う在り方を始めるようなものだから。けど、選択するなら在るがいいって今なら云える。在るなら観念が消え、聖心で生きる。現れた聖心の奥から太陽が顔を出すわ。それは原初からあったものと全く同じもの〕
「在る・・」
〔本当の自分を知らずに生きるのって、天国にいながら地獄を見て生きるのと変わらない人もいるから。・・花子も少しは気づいてる筈よ。見えてる世界や知覚している世界とは違う次元があるってことに〕
「な、なにそれ💦宇宙人やUMAじゃあるまいし」
〔あら。宇宙人もあなたよ。嫌ねぇ、どうしてすぐ境界を作るのかしら。争いの原因になっちゃうわ。幻想世界を楽しむならそれでいいけど〕
何も持たず生まれ、何も持たず逝く。
本当は必要なかったものでもあり、すべては必要なものでもある。
花を変える人が目の前に存在してくれているから、
花子は本当のあなたを思い出せる。
誰かを愛そうとせずとも、それはあなたの大切な人へ。
そのままでいいの。すべていいの♡
ココリコ、コリキコ。
あ、違っ!
いまここ、小力子。
不思議ねぇ。お父さんはすごく遠くにいっちゃったけど、在るがままですぐソコにいるのよね。いつも見守ってくれてるみたい。
在る。
エネルギー。
意識なのか、実在なのか、霊なのか知らないけど・・
人間はそれを、
愛
って呼ぶんでしょうねぇ💞
「あの薄情者のお父さんが愛だっていうの?」
〔思念だけの愛じゃ重いでしょ。求めてばかりだと足りない現象しか現れないのよ。そうじゃなく観念を落とすだけで、そこにもう愛がある。お父さんに見えるあなたの穢れだけでなく、世界の鏡も使っていいのよ。そうね。お色直しというよりは、クレンジングする感覚かしら〕
「え・・」
〔うふふ。ここは天国だったって気づいたときの吃驚するあなたの顔が目に浮かぶようだわ。自我を見飽きたら、世界を手放して自立なさい。焦らずに。在るを腑に落とすのは時がかかる場合もある。でも大丈夫。真我はあなたの中真からどこにもいかないわ〕
「中真・・」
〔考えてるあなたがいない時、神さまはこっそり顔を出す👩👍✨〕
ではまた🎵
愛ゆえに愛が愛に愛という光を・・。 あなたにいつも拈華微笑💖