社畜新学 #14 我が家のターニングポイント
今週から、我が家では大きく状況が変わった。
昨日から妻が働き始めたのだ。
息子が生まれてからはじめて働くので、10年ぶりくらいだろう。
「妻が働いても働くなくてもいい状況を作る」
そう思っていたのだが、それは叶わなかった。
完全に、私の力不足だ。
妻が働きはじめたきっかけは色々とあるだろうが、
以下3つのことについて自分の思いを話したことが、妻にとっては、一番大きなきっかけだろう。
・勤めている会社の人事制度の変化
・今後、自分がサラリーマンとしてどうなるか
・勤めている業界や日本全体の展望
「働く」と決めた妻は、仕事を見つけて行動するまでのスピードは早かった。
「今まで働かなくていい状況を作ってくれてありがとう」
そう言った翌週には、仕事を決めていた。
この行動の早さは見習うべきだと思った。
この記事を書いているのが4/23(火)朝
私は1階リビングでこの記事を書いている。
いつも学校に行く時に見送ってくれる妻がいないためか、心なしか息子は寂しそう。
「家に帰ってくれば、誰かいる」
彼の人生の全てで、これまで当たり前だったことが当たり前ではなくなる。
年齢を考えれば若干幼いところがあるかもしれないが、それは寂しくなって当然だろう。
久しぶりの仕事の1日目を終えた妻は、やはり疲れている様子だった。
これからは、私もできる家事の分担を増やしていなければならない。
これまでのように「苦手だから」と家事をほとんどしないで甘えている場合ではなくなった。
妻は、そんなポンコツ野郎である私にも優しい。
昨日、自分なりに見様見真似で、少しだけ気づいた家事をやり始めてみた。
それに気づいて、
「あっ、やってくれたの、ありがとう」
と声をかけてくれた。
今まで「やってもらって当たり前」だと思っていたポンコツ野郎に対して。
これまで何も気づこうとしなかった自分が情けなくなる。
ちなみに、
私は、「妻が働かなくていいように」、と、ずっと考えていたと思い込んでいたが、妻に聞くと、結婚当初や20代のうちはそうは考えておらず、
「自分の給料だけではやっていけないから結婚してからも働いてほしい」
と言っていたとのこと。
我ながら情けない。
私の複業も、5月からは状況が変わる。
6月以降は定期的にまとまった金額が入ってくるようになる見込みだ。
(当然だが、私が期待に応えるだけの仕事ができる、という条件はついてくるが、絶対にやる!)
物価上昇や職制変更による給与の減少・子の成長なども相まって、昨年の後半ぐらいから私の給与収入だけでは生活が厳しくなっていた。
妻の収入・私の複業収入でキャッシュフローが改善することになるが、それに合わせて無駄遣いが増えてしまったなら意味がない。
(夫婦ともに目標ないのにお金を貯めることが苦手・・・)
・支出の見直しを行う、
・私が家事をできるようになり、妻一人に負担を負わせない、
・長期的なビジョンのためのお金の目標を立てる、
この3つをうまく組み合わせていきたい。
そうすることで、もう一度、
「妻が働かなくていい状態」
を取り戻す。(もちろん働きたければ働いていいと思っている。)
それが今の私の長期目標になる。
今回の件で、ちょっとした気づき。
きついときに頼れるだけの家族の関係をきちんと築いてさえいれば、頼れる時は頼る。
幸せになるために、互いに手を取り合うこと。
弱さを受け入れ合うこと。
これが
「家族であり夫婦になる」
、ということなのではないだろうか。
妻は決して私と常に行動をするタイプではない。
だが、私がやろうとすることは、ほぼ全て尊重してくれる。
私は独りよがりな責任感に少し振り回されていたのかもしれない。
「自分自身の手で家族を幸せにする」、ではなく、
「家族で手を取り合い家族皆で幸せになる」ことを目指したい。
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