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いい歳して影響されやすい…

 俺の中ではこの数ヶ月で「卵かけ御飯」の立ち位置が明らかに変わった。

 キッカケはこれだったんだ。

 横山秀夫さん原作の4作のオムニバス…多分TVでオンエアだったのかな?コレ4作とも面白いですよ!機会があれば御覧頂きたいです。原作読まれている方々には評価は様々なのかもしれませんが映像作品として非常に面白く出来ていると思います。
 
 このオムニバス作品の「自伝」の中で長塚京三さんが演じる家電量販企業の会長が自身の自伝の執筆を依頼する男、玉山鉄二さんに対し、卵かけ御飯の食べ方をレクチャーするシーンがある。

 卵をかき混ぜてかけるのではなく、そのまま御飯の上に割り、黄身の先端に箸を刺し入れ醤油を少し垂らし混ぜることなく食べ始める…こうすることで卵白…卵黄…それぞれの味わいを楽しめる…この話が物語の展開のキッカケにもなっているあたりも面白い。

 こういう役どころが安定な長塚京三さんに誘われるように俺は次の卵かけ御飯より混ぜることをしなくなった。食べてみると…うわぁなるほど!うめ~!

 最近は焼き海苔をごま油であぶって塩を振り、自前韓国海苔をちぎってちらし卵をかけている。

 ビビンバの楽しみ方にも似ているのかな?単独の味わいもあり混ぜられた味わいもあり…

 いろんな味わいがあることにも気付きづらい生き様だった気はするなぁ。捉え方をちょいと変えるとこんなにも茶碗の中も人生も楽しいなんて!

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